菅内閣支持率と不支持率が逆転　その理由を分析

就任直後の支持率が高かった菅政権の支持率が不支持率と逆転しております。
一体何が起こったのでしょうか？挽回は可能なのでしょうか？
今回、菅内閣支持率と不支持率が逆転　その理由を探りました。

菅内閣支持率と不支持率が逆転

JNNの世論調査で菅内閣を支持できるという人は、先月の調査結果より１４．３ポイント減って４１．０％でした。一方、支持できないという人は１４．８ポイント増加し５５．９％と、支持と不支持が初めて逆転しました。

最新のNHK世論調査でも、同様の結果となっております。

一体何が起こったのでしょうか？
その理由を分析しました。

菅内閣支持率と不支持率が逆転　その理由は？

発足直後、朝日新聞の世論調査で65％だった政権への高支持率が、わずか3カ月で大幅下落しております。
もし今後、30％を割り込めば政権運営そのものが危険水域に突入する事態となります。

１、菅義偉首相の新型コロナウイルス対策での指導力不足

　この下落の要因は言うまでもなく、菅義偉首相の新型コロナウイルス対策での指導力不足だ。中でも下落の決定打は、イベントや帰省で人の移動がピークを迎える年末年始を見据えて、早々に「Go　Toトラベル停止」に踏み切れなかったことだ。

その結果、予想されていた通り、昨年末には1日に4千人近い感染者を出してしまったのだ。

　ある自民党関係者は、菅首相が語った「アクセルを踏みながら、ブレーキをかける」という一貫性のない対応が批判されました。

この分析は下の文献からのものですが、Go　Toトラベルが感染拡大の原因となったという証拠は今のところありません。

これでわかるのは、マスコミと野党の政権攻撃が功をそうしたという事です。

２、「桜を見る会」の問題

　「桜を見る会」の問題も支持率低下の理由とされています。菅首相は、7年8カ月もの間、官房長官として安倍前首相を支えてきた立場だ。虚偽答弁を繰り返す安倍前首相をかばう格好で、菅首相も国民を欺き続けてきた責任がある、という意見です。

　東京地検特捜部は昨年12月24日、この問題で安倍前首相の公設第1秘書を政治資金規正法違反（不記載）の罪で略式起訴し、安倍前首相を不起訴処分にした。これを受け、菅首相は官邸で記者団の取材に応じた。官房長官時代の自らの説明について「私自身も事実と異なる答弁になってしまい、国民に大変申し訳ない」と陳謝しました。

以上でわかることは、安倍氏は不起訴処分という事なのですが、これを政局に利用した野党とマスコミの勝利ということになるでしょう。

３、オリンピックパラリンピック開催

現在新型コロナウイルス感染問題で、基本的に海外からの新規入国者はストップしております。
そして変異種問題もあり、水際対策は切迫しております。
そんななか、内閣は、オリンピックパラリンピックは開催されるというメッセージを続けております。
これには国民も不安に思っています。

４、ビジネストラック 、レジデンストラック継続への批判

入国制限を厳しくしている一方、１１か国へのビジネス往来、ビジネストラック 、レジデンストラックは継続されています。
これには自民党内で批判が挙がっております。

５、二階幹事長

一般的に自民党支持率は３５％程度となっておりますが、二階幹事長に頭が上がらない菅首相、というイメージがついて回っています。例えば上のビジネス往来に関しての首相の立場も、中国に近いとされる二階氏への忖度があるのではないかという疑念がついて回ります。

６、テレビなどのマスコミの不安を煽る報道姿勢

テレビは朝から昼までずっとコロナ不安を煽っております。緊急事態宣言を早くだせ、といいながら、緊急事態宣言で困る飲食店の声も大きく取り上げております。このような報道を見続けたら国民が分断されて政治不信となるのはある程度仕方ありません。

まとめ

菅内閣支持率と不支持率が逆転　その理由を分析しました

参考　https://dot.asahi.com/aera/2021010400034.html?page=1