2017年12月18日月曜日、アメリカンフットボールの社会人Xリーグの決勝戦、Japan X Bowlが開催されました。
連覇を狙う富士通フロンティアーズに初優勝を目指すIBM BIGBLUE が挑戦しました。両チーム、タレントを揃えていて、接戦が予想されました。
しかし、意外な結果となりました。
ここでJapan X Bowlの結果、試合経過とハーフタイムショーについてまとめました。そして、ライスボウルの紹介もまとめました。
JapanXBowl2017の結果
第31回ジャパンXボウルは、12月18日に開催されました。
このリーグの決勝戦は、富士通フロンティアーズ(リーグ戦2位)v.s. IBM BigBlue(同5位)の対決です。
前半から得点を重ねた富士通が63対23のスコアで40点差をつけて大勝しました。これで富士通は2年連続3回目の優勝となります。
この試合で富士通は、試合開始直後の猪熊の100ヤードキックオフリターンTDを皮切りに計9TDを挙げて63点のスコアを記録しました。これで1995年の第9回大会で松下電工(当時)が記録していた54点の最多得点記録を更新しました。
なお、最優秀選手(MVP)はWRの中村輝晃クラーク選手(富士通)が獲得しました。
JapanXBowl2017の試合経過
試合の各クオーターの得点は下記となりました。
富士通フロンティアーズ 63
1Q: 21-7
2Q: 14-6
3Q: 14-10
4Q: 14-0
IBM BigBlue 23
試合の得点経過について
第1Q、いきなりの猪熊選手の100ヤードリターンタッチダウンのビッグプレーで富士通が先制!
しかし、IBMはすかさず日本代表RB#21高木稜選手の12ヤードタッチダウンが決まり、7−7に追いつきました。
しかし、この1Q、富士通がこの後立て続けに2つのパスのタッチダウンで、21−7の14点差で1Q終了。
そして、2Q、富士通がファンブルしたボールをIBM#5コグラン選手がリカバーで攻撃権を獲得。IBM佐藤選手のFGで3点を挙げ、21−10の11点差に詰めます。
しかし、今日の富士通はすぐ突き放します。
キャメロン選手から#81中村選手へのパスで74ヤードタッチダウン、28−10
そして、インターセプトから60ヤードのタッチダウンで35−10
前半これで25点差がつきました。しかし、粘るIBM、#21高木選手が69ヤードキックオフリターンのビッグプレー。 IBMは50ヤードFGで3点を返し、35−13の22点差で前半を終了、まだ後半に試合の望みをつなぎました。
そして、後半はいってすぐに#10末吉選手のランでタッチダウン、これで35ー20として、15点差、2タッチダウンプラス1点まで詰めます。
しかし、ここで富士通はパスでタッチダウン、42−20、再び22点差、IBMはFGで3点詰めました。これで42−23の19点差。
しかし、この後ほぼ勝利を決定づけるタッチダウンは富士通でした。ラッシュで#1強選手がタッチダウンを挙げ、49−23。
残り時間を考えると、この時点での26点差は決定的とも言えました。
この後、エンドゾーン内での痛恨のインターセプションはIBMにでました。
ラインで完全に富士通が優位に立ち、第4Qはさらに2タッチダウンで14点を追加して、富士通は9タッチダウン63点。IBMの追加点はなく23点のままで、40点差の大差での富士通の勝利となりました。
IBMには痛恨のインターセプションで失点や得点できなかったのも大差につながりました。
そして何より富士通QBキャメロン選手はこの試合、パス、そして自らのランで、アメリカのカレッジで活躍したQBとしての格の違いを日本のアメフトファンに見せつけました。
スタッツも差が出ていますが、ポゼッションはIBMの方が時間が上でした。これは、富士通がロングパスなどで素早く点を取ったこともありますが、やはり要所でのIBMのインターセプションが悔やまれます。
試合のスタッツのまとめ
ファーストダウン(ラン - パス - 反則)
富士通20 (8 - 11 - 1)
IBM 26 (13 - 12 - 1)
(パス) 試投 - 成功 - インターセプト, 獲得ヤード
富士通23 - 17 - 0, 306Yds
IBM 46 - 24 - 3, 236Yds
(ラン) 回数 - 獲得ヤード
富士通30 - 200Yds
IBM 35 - 163Yds
(攻撃) 回数 - 獲得ヤード
富士通 53 - 506Yds
IBM 81 - 399Yds
(反則) 回数 - 損失ヤード
富士通 3 - 30Yds
IBM 7 - 40Yds
(ファンブル) 回数 - 喪失
富士通2 - 2
IBM 1 - 1
(フィールドゴール) 回数 - 成功
富士通0 - 0
IBM 3 - 3
TIME OF POSSESSION
富士通21:16
IBM 26:44
データはXリーグ公式サイトより引用しました。
http://www.xleague.com/result/result.php?url_id=I1546
JapanXBowl2017のハーフタイムショーについて
この試合のハーフタイムショーは往年の人気バンドレベッカのボーカル、Nokkoさんがライブで歌いました。
総勢160人のオールXチアリーダーズとの共演で「ラズベリー・ドリーム」と「フレンズ」の2曲を熱唱しました。
オールドファンにとってはたまらないハーフタイムショーでしたね。
ライスボウル2018について
富士通はもう一試合公式戦があります。来年1月3日の日本選手権「ライスボウル」(東京ドーム)です。
この試合では、12月17日に開催された全日本大学選手権「三菱電機杯 第72回毎日甲子園ボウル」を27年ぶりに制した日大と対戦します。
まとめ
第31回ジャパンXボウルは、富士通フロンティアーズ(リーグ戦2位)v.s. IBM BigBlue(同5位)の対決となりました。
試合は富士通が63対23のスコアで40点差をつけて大勝しました。これで富士通は2年連続3回目の優勝となります。
ライスボウルでは学生王者の日本大学との対戦です。
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