超新型デリカミニの概要三菱自動車は2025年9月18日に、軽スーパーハイトワゴンのフルモデルチェンジ版「デリカミニ」を発表し、10月29日から全国の三菱自動車販売店で販売を開始しました。この新型は、日産との共同開発(NMKV)によるもので、兄弟車種は日産「ルークス」、三菱「eKスペース」となります。初代モデル(2023年発売)の人気を継承しつつ、デザインの継承と動力系・安全装備の大幅進化を特徴とし、日常使いから軽いアドベンチャーまで対応する「デイリーアドベンチャー」をコンセプトに据えています。ボディサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,770mmで、軽自動車規格を維持しつつ、SUVライクな存在感を強調。発売直後から予約が殺到しており、X(旧Twitter)上でも「ゴツかわいいルックスが話題」「オフロード性能がジムニー並み?」といった声が広がっています。性能新型デリカミニは、初代のマイルドハイブリッドを廃止し、軽量化と価格抑制を図ったのが大きな変更点です。エンジンは日産・三菱共同のBR06型直列3気筒DOHCを継続採用し、NA(自然吸気)とターボの2タイプを設定。セッティングの見直しで出足のレスポンスを向上させています。主要スペックは以下の通りです。

項目NAモデル(Gグレード)ターボモデル(Tグレード)
エンジンBR06型 直3 DOHC 658ccBR06型 直3 DOHC ターボ 658cc
最高出力49PS / 5,600rpm64PS / 5,600rpm
最大トルク56Nm / 4,400rpm96Nm / 2,400-4,000rpm
トランスミッションCVT(無段変速)CVT(無段変速)
駆動方式FF / 4WD(選択可)FF / 4WD(選択可)
燃費(WLTCモード)約20.0km/L(2WD)約18.2km/L(2WD)
0-100km/h加速(実測目安)約14秒約10秒
サスペンションフロント:マクファーソンストラット / リア:トーションビーム同左(4WDモデルでサスペンション強化、荒れた路面での安定性向上)

4WDモデルはサスペンションを最適化し、荒れた路面での「カーペットの上を走るような」快適性を目指しています。Xのユーザー投稿では、「ターボのトルクが街中で抜群」「NAでも軽快で日常使いに十分」との評価が見られます。特徴

  • エクステリア: 初代の「ゴツかわいい」デザインを継承し、三菱のダイナミックシールドを進化させた新フロントグリル(レーダー内蔵)。フロントバンパーとテールゲートに立体「DELICA」ロゴを採用し、SUVらしい存在感を高めています。ボディカラーは7色展開で、ホワイトパールやブラックマイカなどの人気色を継続。
  • インテリア: 質感の高いソフトパッドを多用し、9インチGoogle搭載インフォテイメントシステムを全車標準装備。3Dマルチアラウンドモニターや電動スライドドア(運転席側、上級グレード)を備え、利便性を向上。後席は分割スライド&チップアップ可能で、ラゲッジ容量は最大1,000L超。
  • 安全装備: 運転支援「三菱e-Assist」を強化。軽自動車初の「後側方衝突防止支援システム」「後側方車両検知警報(レーンチェンジアシスト付)」「後退時交差車両検知警報」を追加。衝突被害軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロールも進化し、JNCAP予防安全性能評価で満点を狙うレベルです。
  • その他: キーレスオペレーションキーによるワンタッチスライドドア、マイパイロット(上級グレード)。Xでは「インテリアの質感がekクロスから格段にアップ」「ぬいぐるみプレゼントキャンペーンがかわいい」との投稿が目立ちます。

値段車両本体価格(消費税込)は以下の通り。全7グレードで、2WD/4WD、NA/ターボを組み合わせ可能。オプション(サンルーフや特別塗装)で+10万円前後かかりますが、ベース価格は初代比で約10万円安く抑えられています。

スポンサーリンク
グレード2WD(NA)2WD(ターボ)4WD(NA)4WD(ターボ)
G196万4,600円212万2,000円
G Premium229万9,800円245万9,300円
T238万9,800円254万9,300円
T Premium264万4,800円280万4,300円
T Black Edition270万4,800円286万4,300円
T Special Edition290万7,300円

※上級グレードはマイパイロットや本革ステアリングを標準装備。Xのユーザーからは「200万円切りでこの装備はコスパ最高」との声多数。ライバルとの比較軽スーパーハイトワゴン市場のトップ争い(N-BOX、スペーシア、タント)で、デリカミニはSUV風デザインと安全装備で差別化を図ります。主なライバルとの比較をテーブルでまとめました(2025年10月時点のベース価格・燃費は2WDターボ相当、WLTCモード)。デリカミニの強みは「オフロード寄りの走行安定性」と「三菱独自の安全機能」、弱みは「燃費でやや劣る」点です。Xの比較動画投稿でも、「ルークスよりデリカミニの4WDが本格的」との意見が目立ちます。

項目デリカミニ (三菱)N-BOX (ホンダ)スペーシア (スズキ)タント (ダイハツ)
価格(ベース)約230万円約185万円約190万円約170万円
燃費18.2km/L20.0km/L19.4km/L20.2km/L
室内高1,410mm1,413mm1,410mm1,425mm
安全装備の特徴後側方衝突防止(軽初)Honda SENSING(全方位カメラ)デュアルセンサーレーダースマートアシスト(歩行者検知強化)
走行性能4WD強化でオフロードOK街乗り安定軽快ハンドリング広い室内重視
デザインSUV風「ゴツかわいい」シンプルモダンスタイリッシュファンクロスで個性派
販売台数(2025年上期推定)約5万台(初代実績)約15万台約8万台約10万台

デリカミニは価格・燃費でN-BOXやタントに劣るものの、安全性とデザインでファミリー層から支持を集めています。購入検討時はディーラー試乗をおすすめします。詳細は三菱公式サイトで確認を。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください