近親者がその年に亡くなった場合には、喪中はがきを出すのが日本では風習上通例となっております。
しかし、どの近親者なら出す必要があるのか、もしくは無いのか、それはどのような基準で決定するのか、など不明な点もあると思います。
今回は、喪中はがきとは何か、その文例、そしてはがきを送る親族の範囲、いつまでに送るか、をまとめました。
喪中はがきとは?
喪中はがきとは、近親者の死去によって喪に服していることを知らせるはがきの事です。
このはがきで、翌年の新年の年賀状を遠慮する旨を伝えます。
よって喪中はがきは別名、「年賀欠礼状」もしくは「年賀状の欠礼はがき」とも呼ばれています。
喪中はがきの文例は?
喪中はがきは、年賀欠礼の挨拶状であり、その内容としては、まずは、近親者の故人の名前と自分との間柄、そしてその故人のなくなった日付を書きます。これによって、自分が喪に服していることを相手に伝えることができます。
そして、喪中であるために、新年の年賀状を遠慮する旨を簡潔に相手に伝える内容の文章を書きます。
文例
大きなフォント
喪中のため年末年始のご挨拶は失礼させていただきます
改行 小さなフォント
【死去月】に【故人続柄】【故人の名前】が【享年】にて永眠いたしました。
ここに長年賜りましたご厚情に深謝いたしますとともに
明年も変わらぬご交誼のほど よろしくお願い申し上げます。
平成三十年●月
喪中はがきを送る親族の範囲は?
現代、喪中はがきを送る親族の範囲は厳密には決まっておりません。しかし、民法で決められた「親等」を基にした一般的な原則はあります。
すなわち、その年に二親等内の親族が亡くなった場合においては、喪中はがきを送るというのが一般的な原則です。
ここで、二親等までにあたる故人との続柄とは下記のようになります。
故人の0親等: 配偶者 (✴法律上、0親等という表現はありません)
故人の一親等: 両親、子
故人の二親等: 祖父母、兄弟姉妹、孫
これらは「配偶者の一親等、二親等」も含みます。
配偶者と一親等の場合は同居の有無にかかわらず出すのが通常です。
二親等の場合、同居している場合は出すのが通常です。
また、同居している二親等より離れている家族親族が亡くなった場合も通常は出します。
同居していない二親等の場合は、親密度の程度によって判断が分かれます。
このような場合は、喪中はがきを出すかどうかについては、普段のつきあいの程度によって、家族で相談して決定します。
一方、二親等であれば、無条件で喪中はがきの範囲内とする考え方もあります。この考え方だと迷う必要が無いのが利点ですね。
また、二親等より離れている親族の場合でも、故人と深い繋がりがある場合は喪中はがきを出しても何ら問題はありません。
例えば、親しい叔父叔母、伯父伯母、いとこ、甥姪などがこれに当たります。
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喪中はがきはいつまでに送るか
喪中はがきをいつまでに送るかですが、11月~12月の初め、相手が年賀状の用意を始める前、遅くても12月15日までに届くように送りましょう。
もし、親族が亡くなった時期により、出す時期が結果的に遅くなってしまった場合は、松の内(1月7日)が明けてから、寒中見舞いはがきを出すのがいいでしょう。
まとめ
喪中はがきとは、近親者の死去によって喪に服していることを知らせるはがきの事です。このはがきで、翌年の新年の賀詞を遠慮する旨を伝えます。
喪中はがきを送る近親者の範囲は、原則的に二親等の親族です。しかしながら、二親等より離れている親族でも、同居している場合や、深い繋がりがある場合には喪中はがきを出して何ら問題はありませんし、二親等でも同居していなくてさらに疎遠、断絶している場合は出さない場合もあります。
喪中はがきは遅くても12月15日までには届くように出しましょう。