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新型コロナウイルスでの死者アメリカで10万人超え。人種差地域差は?

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新型コロナウイルス、世界中で猛威をふるっております。
治療薬は現在いろいろ治験が行われていますが、特効薬はない状況です。

そこで、これまでのアメリカの状況、感染の人種差、居住地による差などをまとめました。

新型コロナウイルスでの死者、アメリカで10万人を超える

アメリカで、新型コロナウイルスに感染して死亡した人が、10万人を超えた、というニュースが入ってきました。
このニュースをまとめます。

日本時間の2020年5月28日、午前7時の時点で、アメリカで新型コロナウイルスに感染して死亡した人が10万47人となり、10万人を超えました。
世界全体の死者は、35万3246人となっています。およそ3割がアメリカに集中しています。
これは、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによります。

ちなみにここまでの日本での感染による死者数は、862人です。

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新型コロナウイルスでの死者、アメリカで10万人を超える。ここまでの流れ

アメリカで最初の死者が確認されたのは、3か月前にあたる2月中だったとされています。

そして、死者が1万人に達したのが先月4日、5万人を超えたのが先月27日で、5万人に達してから1か月で10万人に倍増したことになります。

アメリカでは、感染のピークは過ぎたとして今月20日以降、全米50州すべてで業種や地域を限定して経済活動が再開されていますが、感染の広がり方は地域によって差があり、いまも1日に500人前後が亡くなっています。

ワシントン大学は、経済活動の再開などによって人どうしの接触が増えることから、ことし8月上旬までに死者はおよそ14万7000人に上ると予測していて、依然として、収束のめどは立っていません。

アメリカのコロナ死亡者の人種間の違いについて

そして、死亡率ですが、多人種が生活するアメリカで、人種間の格差が浮き彫りになっております。

具体的には、アメリカで新型コロナウイルスに感染して死亡した人の内訳を見ますと、黒人の割合が際立って高くなっております。
ここで、人種間の格差が浮き彫りになっています。

アメリカの民間の調査団体によりますと、5月26日の時点で、全米の40州と首都ワシントンでは、人口10万人当たりの死者は、白人が22人、アジア系が24人、ヒスパニック系が24人であるのに対し、黒人が54人と、ほかの人種と比べて黒人の死亡率が2倍以上になっています。

感染がもっとも深刻なニューヨーク市が発表した調査によりますと、人口10万人当たりの死者数は、アジア系が100人、白人が106人なのに対し、黒人は214人、ヒスパニック系は225人と黒人やヒスパニック系の死亡率が白人の2倍に上っています。

しかしながら、その人種間の差に、経済や社会的な格差も感染の広がりや状況も考慮に入れるべきであり、また、医療へのアクセスの違い、カバーする保険の違い、現在の肥満率、糖尿病の率、そして基礎疾患の率も関係することもわかっており、単に人種の違いとだけではまとめられる話ではないですね。

新型コロナ感染死亡者の仕事について

宅配業務やスーパーの店員など、在宅勤務ができない、いわゆる“エッセンシャル・ワーカー”が多いことが原因の1つだと専門家は分析しています。
この人種格差の背景について、人種問題の専門家は、「外に出て働く人が多く、その結果、高いリスクにさらされている」と述べ、スーパーの店員や宅配業者など、人々の生活を支える上で欠かせないいわゆる“エッセンシャル・ワーカー”と呼ばれる人たちが多いことが原因の1つだと分析しています。
そして、医療保険に加入していない人の割合も高いと言われ、治療を受けづらいことや、糖尿病や心疾患などの病気の人も比較的多く、重症化しやすいという指摘もあります。

さらに、白人と比べて黒人の平均所得が低いことも関係しているとみられています。

これら人種の違いによる格差は、アメリカ社会で長年、大きな課題となってきました。
そして、今回の新型コロナウイルスへの感染をめぐって、長年いわば放置されてきた、人種間のあらゆる格差とその問題が改めて浮き彫りになりました。

地域別の新型コロナ感染について

ニューヨーク市で新型コロナウイルスの抗体検査を行ったところ、抗体が検出されたのは、市全体では19.9%だったのに対し、平均所得の低い人が多く住む地域では27%にのぼりました。すなわち、黒人のあいだでは、すでに感染した人の割合が高いということになります。

住民の9割以上が黒人とヒスパニック系である市北部、ブロンクスのモリサニアでは、43%の人から、市の南部、ブルックリンのブラウンズビルでは41%の人から抗体が検出され、過去に感染していたことがわかったということです。

この検査の結果について、「低所得者向けの公営住宅に住む人は、人との距離を取るのが難しい」とニューヨーク州のクオモ知事は、5月20日の記者会見で述べました。
居住空間、そして職場への移動に関して、人との距離がとれない狭い場所で生活していることが、感染が広がっている原因だということですが、これはに日本が3密を避けて、ソーシャルディスタンスをとる、という方針を徹底したことで感染が防げたことでもその分析は合理的と思われます。

出典
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200528/k10012448161000.html

まとめ

アメリカで、新型コロナウイルスに感染して死亡した人が、10万人を超えた、というニュースが入ってきました。
その分析についてまとめと考察をしました。

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