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十人十色ブログ

旅の準備編 欧州旅行

海外旅行保険の重要性と内容、加入方法について

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海外旅行に向けての準備として、パスポートとビザ、航空券購入は最初のステップです。
そして、さらに重要な、絶対忘れるべきではないものがあります。
海外旅行保険加入です。
今回はなぜ海外旅行保険が重要なのか、そしてその内容と加入方法についてまとめました。

海外旅行保険はなぜ重要か

日本人は、日本国内で突然の病気や事故で病院の救急外来に行くこと、もしくは救急車で搬送されることがあっても、なんらかの健康保険がカバーしているのが通常であり、医療費の請求書の額面を見てもそれほど驚くことはないでしょう。

しかし、海外で医療を受けた場合、もし海外旅行保険に入ってなければ、本当に莫大な金銭的負債を負う可能性がある、ということは肝に銘じておかねばなりません。

海外と日本では様々なことが異なります。例えば日本では車両は左側通行ですが、ハンガリーでは右側通行です。交通規則も同じではありません。それによって、例えば横断歩道を渡るときに日本でのルーティーン通りでは危険にさらされることがあります。

海外に滞在中に、たとえ本人が細心の注意を周囲に払っていても、列車やバスの交通事故や事件に巻き込まれる可能性はあります。ブダペストでも去年の9月に警官への爆弾テロ行為が発生しました。このように、事故や事件に巻き込まれる可能性は常にあると考えてください。

そして、慣れない海外での滞在、例えば寝不足や疲労、食事があわない、食べられない、環境の違いによる精神的なストレスなどによって思いがけず体調を崩すこと、また、ちょっとした転倒などが大きなけがにつながることがあります。

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そして、こういった予期せぬトラブルに対応するためにも、海外旅行保険加入は必須といえます。

今回のブログの主旨は、「海外旅行保険加入の勧め」です。これと同じ事を外務省の海外安全ホームページでも書いてありますのでそちらも参照してください。そこに記載してある2015年の統計によりますと、海外における事件、事故等に係わる総援護対象者数はは20387人、そのうちヨーロッパにおける対象者数は4436人、とのデータが紹介されていました。

トラブルの実例はその外務省のホームページにも記載されておりますし、インターネットで海外の医療事情、事故データを検索すると沢山ヒットします。様々な国で数百万円から1千万円以上の保険金が支払われたケースを知ることができます。

海外旅行保険の内容について

治療費、入院費用だけでなく、現地での通訳料、緊急移送、場合によっては日本への移送、救援者の渡航や宿泊費などを含めた救援にかかる費用など合わせると非常に高額になりますが、適切な保険に入っていればこれらがカバーされます。死亡した場合への保険もあります。

また、航空機の突然のキャンセルや遅延、荷物が届かない場合などには、旅行事故時の緊急費用として保険金が支払われます。

ところで、現状ではヨーロッパ各地でスリが多発しております。スリに注意しているとは言い難い日本人は、彼らのいいターゲットになっているといっていいでしょう。実際ヨーロッパでトランクや手荷物を盗まれる日本人は毎年膨大な数に上ります。私も実例を数多く知っております。

また、海外の空港ではトランクの取り扱いが非常に荒く、破損するケースも多々見られます。旅行中に所持品のカメラや衣服などが破損したり、盗難にあったりすることも想定されます。これらの場合は、携行品損害という形で保険金が支払われています。

そして、旅行中に他人に怪我を負わせたり、店で商品を壊したり、またホテルの床を浸水させた場合に発生する損害賠償に関しても海外旅行保険はカバーしております。

余談ですが、私も旅行中ホテルでバスタブのお湯を排水したら、排水管が詰まっていて浴室全体にあふれ、あと少しで部屋にも浸水、という事態に遭遇したことがあります。

すなわち、旅行保険に入っていなければ、これらの事が起こった時に全て自分自身で金銭的にも対処しないといけない、ということです。

まとめると、

治療、救援費用
死亡時の費用
旅行事故時の緊急費用
携行品損害
個人賠償責任

これらを多角的にカバーするのが海外旅行保険です。

なので、旅行保険に入らずに海外旅行に行く、というのは、自賠責保険に入らずに自動車を公道で運転するようなものである、それくらい危険なことであると思ってください。

また、手持ちのクレジットカードに付随している海外旅行保険の保障における条件も確認しておくことをお勧めします。クレジットカードの保険をサポートする形での海外旅行保険のプランもあります。

海外旅行保険の選択、加入方法について

海外旅行保険比較サイト、がいくつかありますので、そちらを確認してください。
それぞれの会社に独自のサービスがあります。

例えば、補償をオーダーメイドできるプランを持つ会社、リピーター割引や年齢による細かい割引がある会社、ファミリープランやグループプラン、また、ブダペストに日本語で対応可能なデスクがある保険会社もあります。
ある業者のデスクではトラブルの相談や医療通訳やガイドの手配、病院診療所の紹介、家族へのご連絡などの対応サービス等があります。また、保険会社によっては、海外提携医療施設をもち、そこでキャッシュレスで治療を受けられる特典があります。

それぞれのプランを吟味して、旅行者の人数、年齢、日程や旅行場所とプランに最適なものを選択してください。

なお、空港にあるカウンターで保険に入るよりもあらかじめネットで入っていた方が比較的割安、という情報もありました。しかしながら、旅行当日まで多忙で旅行保険に加入するのを忘れていた場合は、空港で入るという選択肢も非常に妥当なものだと思います。

まとめ

海外で不慮の事態が発生した時に、いかに海外旅行保険に入っている場合といない場合で差があるか、ということをご理解していただけたと思います。
まずは海外旅行保険に加入して、それから、さらに旅の予定を練っていきましょう。

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