甲子園ボウルは、アメフトの西日本代表校と東日本代表校が戦う、アメフト大学日本一決定戦です。
西日本代表校を決める選手権トーナメントの方法を来年から変更するという情報が流れました。
それはどのような変更で、どのような影響、問題点があるでしょうか?
アメフト西日本代表決定戦2019年からの変更内容と影響、問題点についてまとめました。
アメフト西日本代表決定戦2018について
全日本大学アメリカンフットボール選手権大会2018 西日本代表決定戦出場校は以下の通りです。
東海学生アメリカンフットボール連盟: 名城大学ゴールデンライオンズ (2年連続7回目)
関西学生アメリカンフットボール連盟: 優勝 関西学院大学、2位 立命館大学
中四国学生アメリカンフットボール連盟: 高知大学MARINE CORPS (初)
九州学生アメリカンフットボール連盟: 西南学院大学グリーンドルフィンズ (5年連続7回目)
以上の6チームが出場しました。
アメフト西日本代表決定戦2019変更の内容は?
日本学生アメリカンフットボール協会と関西学生アメリカンフットボール連盟は12月3日、来年以降の全日本大学選手権西日本代表決定トーナメントの変更を発表しました。
現在は6校でトーナメントが戦われていましたが、関西連盟代表が現行の2校から3校に増え、計7校で争うこととなりました。
来季2019年は、2018年のアメフト西日本代表決定戦トーナメント1回戦で敗退した中四国代表と、4回戦敗退の東海代表が戦います。
この勝者が関西3位校と対戦します。そして、今季2回戦敗退の北陸代表と3回戦敗退の九州代表が対戦し、その勝者が関西2位校と当たリます。
それぞれの勝者チーム同士が激突し、その勝者と関西1位校が西日本代表決定戦を行う、というシステムです。
今後3年間はこの方式を採用することとなりました。
出典
https://mainichi.jp/articles/20181203/k00/00m/050/588000c?fbclid=IwAR2IBXapiQSC31m7ThqJTuSfKd0nMRAlQWMLNwLjbOjkHMQr_a3f56KNhGY
ちなみに、今季の西日本代表決定戦、ウェスタンジャパンボウルは、関学大が立命館大に終了間際の逆転勝利を収めました。
アメフト西日本代表決定戦2019変更の影響と問題点
この変更によって、トーナメント開始時期が現行より約1週間遅くなります。そして、関西学生リーグ戦の終了を約1週間早める必要があります。
これによって、暑い時期でのリーグ開幕となり、猛暑残暑の日本の関西では厳しい状況になると推測されます。
さらに、これによって、関西2、3位のチームへ甲子園ボウルの道を開いたことになります。
このことはすなわち、リーグ戦の重さが軽くなること、例えば、3敗以上を喫している3位のチームが甲子園ボウルに出る可能性がある、とも言えます。現行の2位チームが勝って甲子園ボウルに出ることにも非難の声があるのに、まさにその意見への逆行です。
現在のリーグの実力から判断して、関西優勝チームと対戦するのは、ほぼ間違いなく関西2位、3位チームの勝者です。
今回の変更は、関西3位チームへ甲子園ボウルへの道を開いた、という意味以外はないし、その意義も問われるべきです。
さらに具体的に言えば、1位と2位は関西学院大学と立命館のいずれかであり、3位にはその次のグループ、関西大学、京都大学、そして近畿大学が入り、それらのチームにとっては朗報と言えるでしょう。
これは決定事項であり、3年間の状況を見てどうなるのか見守りましょう。
まとめ
甲子園ボウル2019への道 アメフト西日本代表決定戦が2019年からの変更になります。
その内容と影響、問題点についてまとめました。
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