宮内庁庁舎
2019年4月1日に日本政府は今年5月1日から平成に代わる元号を令和にすることを決定しました。
ところで、どのようなタイミングと方法で天皇陛下、皇太子殿下へのご報告がなされたのでしょうか?
その点について、そして、この新元号出典と使用開始日などをまとめました。
新元号は令和に決定
日本政府は、平成31年4月1日、平成の後の新元号は令和となることを発表しました。
まず、菅内閣官房長官が11時40分すぎに発表し、12時に安倍首相が首相談話でこの新元号の意義やメッセージを国民に直接つたえました。
前回平成に代わったときは首相談話は小渕官房長官が読み上げました。
新元号令和の出典について
新元号令和の出典は万葉集と菅氏は説明しました。
梅花の歌三十二首の序文、「初春の令月にして気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭(らん)は珮(はい)後の香を薫らす」から引用された、との事です。
新元号の天皇陛下皇太子殿下の報告について
宮内庁は4月1日午前に、天皇陛下と皇太子さまに新元号を報告しました。
山本信一郎宮内庁長官が皇居・御所で天皇陛下にご報告しました。そして、西村泰彦次長が東宮御所で皇太子さまにご報告しました。
いずれも政府の閣議決定から菅義偉官房長官による新元号発表の間のタイミングだったとのことです、すなわち、国民への公表前、ということになります。
西村氏は同日の記者会見で「報道で知るのは良くない。発表前にお知らせしようと考えた」と説明しました。
宮内庁によると、お二人にほぼ同時に伝えるように努めたとのことです。
山本氏は閣議後に杉田和博官房副長官から電話を受け、「令和」とメモした紙を持って御所に移動しました。そして、紙を示しながら、出典が万葉集であることも伝えました。
山本氏は報道陣の取材に対して、天皇陛下には「いつものような表情でお聞き届けいただいた」と話しました。
一方、東宮御所で待機していた西村氏は山本氏から電話を受け、同様に紙で示しながら皇太子さまに新元号を伝えました。西村氏は「分かりましたとおっしゃった。にこやかな表情でした」と話しました。
新元号の仕様開始日はいつから?
天皇陛下の退位日が2019年(平成31年)4月30日です。この日が平成最後の日です。
そして翌日5月1日に皇太子殿下が新天皇に即位されます。
この2019年5月1日が、新元号が施行される日となります。
まとめ
政府は、新元号を令和にすることを発表しました。
天皇陛下と皇太子殿下へのご報告について、新元号の出典、使用開始日をまとめました。
出典
https://mainichi.jp/articles/20190401/k00/00m/010/195000c
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