アメリカ、トランプ大統領が記者会見で中国、そしてWHOに関して、重要な方針を述べました。
内容が気になるところです。
その内容をまとめました。
トランプ大統領会見 WHOとの関係終了と宣言
2020年5月30日 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200530/k10012451431000.html
アメリカのトランプ大統領は5月29日の記者会見で「WHO=世界保健機関との関係を終わらせる」と述べました。
そのうえで、WHOに対して拠出している資金を別の目的に充てる考えを明らかにしました。
アメリカはWHOの最大の資金拠出国ですが、トランプ大統領は新型コロナウイルスへのWHOの対応が「中国寄りだ」と批判してきました。
今月5月中旬にはテドロス事務局長に書簡を送り、30日以内に実質的な改善が見られなければ、資金の拠出を恒久的に停止し、加盟についても考え直す考えを示していました。
結局、組織に改善が見られなかったというトランプ大統領の判断です。
アメリカトランプ大統領 香港の優遇措置の停止に向け手続きの開始を宣言
2020年5月30日 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200530/k10012451441000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004
アメリカのトランプ大統領は、中国が香港の反政府的な動きを取り締まる「国家安全法制」の導入を決めたのを受けて、香港の高度な自治が失われたとして、アメリカが香港に認めている貿易面などの優遇措置の停止に向けた手続きを始めると明らかにしました。
また、香港の自治を損なうことに関与した中国と香港の当局者に制裁を科す方針を示しました。
トランプ大統領の会見のまとめ
トランプ大統領の発言のまとめがこちらの記者のツイートでまとめられています。
◆トランプ会見
中国を批判も、具体的な制裁発動の言及なし。記者の質問は受けず終了。市場は警戒したほど強硬ではなかったとの受け止め。▽主な発言
・中国政府は継続的にアメリカとの約束を破ってきた
・中国の武漢の隠ぺいで、コロナは世界中に
・中国当局はWHOへの報告を無視、完全に支配(続)— 後藤達也(日経新聞記者) (@goto_nikkei) May 29, 2020
・中国政府は継続的にアメリカとの約束を破ってきた
・中国の武漢の隠ぺいで、コロナは世界中に
・中国当局はWHOへの報告を無視、完全に支配
・アメリカはWHOとの関係を終了。資金は他の公衆衛生の国際機関に振り向ける
・主要大学の研究を(スパイから)安全にし、特定の外国人の入国を一時停止(続)— 後藤達也(日経新聞記者) (@goto_nikkei) May 29, 2020
トランプ会見③
・米投資家を保護するため、中国企業の米国上場についての研究をワーキンググループに指示。
・中国は香港の安全保障で、1984年の中英共同宣言を明確に違反
・香港への優遇措置を取り消すプロセスに入るよう指示
・香港への旅行勧告を改定する(続)— 後藤達也(日経新聞記者) (@goto_nikkei) May 29, 2020
トランプ会見④(終)
・香港の自治権への侵害に関与した香港当局者に制裁措置【まとめ】
・10分弱、終始厳しい口調で中国を攻撃
・WHO脱退も「資金を他機関に」と明言
・ただ、諸制裁は今後詰めるという段階で、具体策の発動はなし
・ダウは会見中に200ドル超下落も会見終了後には一時上昇に— 後藤達也(日経新聞記者) (@goto_nikkei) May 29, 2020
まとめ
トランプ大統領の会見についてまとめました。
今後の国際社会の対応に注目しましょう。
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