新春の初詣は、もともとは、恵方参り、という風習から始まっていますが、それは一体何を指すのでしょうか?
恵方参りと2021年の方角、調べ方と行き方、そして恵方にいい神社がない場合の行き方をまとめました。
恵方参り2021年の方角について
恵方参り・恵方詣り(えほう詣り)は、日本の正月行事の一つです。
その年の「恵方」の方角にある社寺に1月1日(元日)に参拝して、その年の幸福をお祈りします。
この、「恵方」とは、陰陽道で、その年の福徳を司る神である歳徳神さまが在位されている方角の事を指しています。
なので、恵方、は毎年方角が変わります。
2021年の恵方は 南南東やや南(右) です。
その年の福徳を司る歳徳神さまは、立春(2021年2月3日)を境にして移動されます。
そして、2021年の立春の節入りは、2月4日からとなります。
なので、恵方は、2021年2月3日までは2020年の恵方「西南西やや西」に居られます。
従って、年始の初詣は、2020年の恵方(西南西やや西)にお参りして、立春(2020年2月4日)に改めて2021年の恵方(南南東やや南)に参るのが厳密な恵方参りとなります。
自宅からこの方角にある神社にお参りしましょう。
もしくはお寺、もしくは教会にお参りしましょう。
恵方参りの場所の調べ方について
まず、方角は、住んでいる場所から、その年の恵方の方角にある神社やお寺を選びましょう。
この際、その場所まで750m以上離れていないと方位の気が発生しないので、それだけの距離があることを確認してください。
お墓は恵方参りをする場所としてはふさわしくないとされています。
さらに、お稲荷さんの神社も避けてください。
この理由としては、お墓は不浄なものとしてみなされ、神聖な場所とは言えないからです。
また、お稲荷さんの神社はお祈りの効能、見返りを期待している場所であり、恵方参りの目的とはずれているとされています。
敷地内にお稲荷さんが含まれている大きな神社では、まっすぐ本殿に進むようにしてください。
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恵方参りでいい神社がない場合の行き方について
住んでいる場所から恵方に神社が無い場合、いったん別の方向にわざと出かけ、そこで方角を変えて、そこから出発することによって、目的地の方角が恵方となる、ようにします。
これは、陰陽道で方違え(かたたがえ、かたちがえ)という手法を流用しています。
この場合、その出かける距離はそれほど気を使う必要はありません。あくまで方角を変えたらいいだけです。
もしくは、まずは恵方に向けて出発して、しばらく恵方へ向けて歩いてから、方角を変えるという方法もあります。
どちらの方法も、しばらくは恵方に向けて歩いているからオッケーという発想です。
是非この方法も試してみましょう。
まとめ
恵方参りについて、そして2021年の恵方についてまとめました。恵方参りの2021年の方角、場所の調べ方、そして自分の住んでいる場所から恵方にいい神社がない場合の行き方をまとめました。
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