新井貴浩氏が広島東洋カープの監督に就任
10月7日、広島東洋カープが球団OBでもある新井貴浩氏が監督に就任することを発表。
新井氏は広島工高から駒澤大を経て、1998年ドラフト6位で広島に入団した右打の内野手。4年目の2002年に140試合に出場、28本塁打でブレイクを果たすと、以降は主砲として活躍。2007年オフにFA権を行使して阪神タイガースへ移籍すると、そこでも主力として活躍を見せた。 2015年には古巣の広島へ復帰すると、2016年には四番としてチームを25年ぶりのリーグ優勝に導き、自身もMVPを獲得。以降は故障などで出場機会を減らしたが、チームのリーグ3連覇に貢献し、2018年限りで現役を引退。
通算2383試合出場して2203安打、打率.278、319本塁打、1303打点という成績を残す。
本塁打王、打点王を1回ずつ、ベストナインに2回、ゴールデングラブ賞に1回、MVPに1回輝いた。
若い頃はまだ体の線が細かったこともあり、とにかく練習を課された。試合前練習でさえも泥だらけになってノックを受けた。たたき上げでレギュラーにのぼりつめた新井氏はまさに、練習で不可能を可能にした男。球団幹部も「自分がやってきたこと(練習量)を若い子に要求してほしい。『練習ハ不可能ヲ可能ニスル』という言葉を体現した1人」と、その経験を買って監督としての指導を期待。
14年オフに阪神から広島に移籍したのちは、以前に増して多くの人に慕われた。現在もチームの中心選手である菊池涼介内野手や会沢翼捕手らは選手としてプレーをともにした。今回はコーチの経験なくして登用されたが、球団は「仲間がいるのでゼロではない」と不安視はしていない。「ベテランと一緒に戦っていて気心が知れている。もちろん監督の仕事はしないといけないが、『監督』という感じではなく、仲間のリーダーという感覚でやってほしい」。08~12年まで労組プロ野球選手会会長を務めるなど、リーダーとしての素質に申し分はない。
新井貴浩氏についての略歴
1977年1月30日、広島県生。広島工-駒大を経て98年ドラフト6位で広島入団。05年に球団タイの6試合連続本塁打。07年オフにFAで阪神に移籍。08年北京五輪では日本代表の4番。同年12月から12年まで労組プロ野球選手会会長。14年オフ、広島に復帰。通算2000安打を達成した16年に打率3割、101打点でリーグMVP。05年本塁打王、11年打点王。ベストナイン2度、ゴールデングラブ賞1度。実働20年の通算成績は2383試合、7934打数2203安打(打率2割7分8厘)、319本塁打、1303打点。189センチ、102キロ。右投げ右打ち。
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