5月14日、ドジャースは佐々木投手が右肩インピンジメント症候群(肩の炎症)により故障者リスト(IL)に登録されたことを正式発表しました。この負傷は長期離脱が必至とされております。
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ドジャース・佐々木朗希投手(23)が離脱する可能性が13日(日本時間14日)、浮上した。
この日の試合前会見で、右腕・フェイエレイセンが合流したことを聞かれたロバーツ監督は「今日の動き次第で何か起きるかもしれない。数人、もしくは一人について気になる動きがあるので、今日どうなるか見極めたい。(フェイエレイセンが)その空いた穴を埋める可能性がある」と説明した。 9日(同10日)の敵地・Dバックス戦で日米通じて初の中5日で先発し、5回途中5失点、自身初の0奪三振で降板した佐々木は現状、また中5日で15日(同16日)の本拠地・アスレチックス戦に先発する予定。「気になる動きがある一人は佐々木?」と質問された指揮官は「今は言えない」とし、15日の先発は変わらないかという問いには「今のところは、今のところはそうです」と説明した。
前回登板後の朗希に関して、ロバーツ監督は「少し体が痛かったみたいだ。それが普通なのか、普通じゃないのか、今見極めようとしているところ。とにかく彼がフィジカルもメンタルもいい状態でいられるようにしたい。それと、腕の状態もね」と話した。腕に故障が生じた可能性がある。登板2日前となるこの日は本来ならブルペン入りするはずだが、佐々木は今のところグラウンドに姿を見せていない。
故障歴の概要
佐々木朗希投手は、プロ入り以降、度重なる故障に悩まされてきた経歴があります。特に、以下の時期に負傷が報告されています。
- 2020年(プロ1年目)
- プロ入り直後の春季キャンプ前に右肘の肉離れを負ったことが報告されています。この怪我により、ルーキーイヤーは一軍・二軍ともに公式戦登板がなく、肉体強化に専念するシーズンとなりました。
- この時期は、慎重な起用がなされ、実戦デビューが遅れた背景があります。
- 2023年(プロ4年目)
- 5月から6月にかけて、右腕のコンディション不良により2回にわたり出場選手登録を抹消されました。この影響で、シーズンを通して規定投球回に達することはできませんでした。
- それでも、18試合に先発し10勝5敗、防御率2.10を記録しましたが、故障の影響で安定した登板が難しいシーズンでした。
- 2025年(ドジャース移籍後)
- 5月14日、ドジャースは佐々木投手が右肩インピンジメント症候群(肩の炎症)により故障者リスト(IL)に登録されたことを正式発表しました。この負傷は長期離脱が必至とされており、複数のX投稿で話題になっています。
- 負傷の背景として、佐々木投手がプロ入り後初めて中5日の登板間隔で投げたことが指摘されています。この登板(5月10日のダイヤモンドバックス戦)で5回途中5失点を喫し、球速も平均152.5km/hと普段より遅かったことから、コンディション不良が疑われていました。
- Xの投稿では、中5日登板が佐々木の身体に負担をかけた可能性や、ドジャースの投手起用方針に対する批判的な意見も見られます。
故障の傾向と背景
- 故障の頻度: 佐々木投手はプロ5年間で一度も規定投球回に達しておらず、怪我による離脱がたびたび発生しています。これは、彼の最速165km/hのストレートや鋭いフォークボールといった高負荷な投球スタイルが、身体に大きな負担をかけている可能性が考えられます。
- 中5日登板の影響: 2025年の故障者リスト入りは、プロ初の中5日登板が引き金となった可能性が指摘されています。佐々木自身は「調整に難しさは感じなかった」と述べていますが、試合前のブルペンから球速が出ず、コンディションに不安があったことを認めています。
- 育成環境: ドジャースは佐々木の成長途上を理解し、シーズン通して先発ローテーションを回ることは最初から期待していなかったとされます。しかし、中5日登板を試みたことで疲労データ収集を優先した結果、故障リスクが高まったとの見方もあります。
補足
- 佐々木投手の故障歴は、特に肩や肘に関連するものが目立ちます。これは、高速なストレートを投げる投手に共通するリスクであり、Xの投稿でも「速い球を投げるほど故障リスクが高い」との意見が見られます。
- ドジャースの投手陣は2025年シーズンに故障者が続出しており、佐々木のIL入りはチームにとって14人目の投手離脱となります。これにより、先発ローテーションのさらなる逼迫が懸念されています。
結論
佐々木朗希投手の主な故障歴は、2020年の右肘肉離れ、2023年の右腕コンディション不良、そして2025年の右肩インピンジメント症候群です。特に2025年の負傷は中5日登板が影響した可能性があり、長期離脱が予想されます。彼の若さと才能を考慮すると、無理のない起用とリハビリが今後のキャリアに重要となるでしょう。