厚労省の不祥事のニュースがこの1月も続きます。
厚労省の不適切調査、とのことですが、その内容と理由は何だったのでしょうか?
厚労省の不適切調査の内容と政府の対応についてまとめました。
厚労省の不適切調査と隠ぺいの内容
厚生労働省が賃金などに関する調査を不適切な手法で行っていた問題が明らかになりました。それだけでなく、隠ぺいもわかりました。
厚生労働省が賃金や労働時間に関する調査を不適切な手法で行っていた問題で担当部署のマニュアルから、その手法を認める記述が4年前に削除されていたことが分かりました。その後も調査手法は是正されなかったことから隠蔽目的で削除した可能性があり、厚生労働省は詳しいいきさつを調べています。
賃金や労働時間に関する厚生労働省の調査「毎月勤労統計調査」をめぐっては、大規模な事業所のすべてを調査対象とするべきなのに東京都内では一部の事業所しか調べていなかったことが明らかになっています。
不適切な手法は平成16年から始まりましたが、担当部署の当時のマニュアルに「大規模事業所が集中している東京都ではすべての事業所を調査しなくても精度が確保できる」とその手法を認める記述がありました。
このマニュアルは数年おきに見直され、都道府県にも示されていましたが、関係者によりますと、4年前の平成27年のマニュアルからはこうした記述が削除されていたということです。
その後も調査手法は是正されなかったことから不適切であることを認識して隠蔽目的で削除した可能性があり厚生労働省は詳しいいきさつを調べています。
出典
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190117/k10011780371000.html?utm_int=detail_contents_news-related_005
厚労省の不適切調査の政府の対応は
このような事態への政府の対応はどうなっているのでしょうか?
厚生労働省が賃金や労働時間に関する調査を不適切な手法で行っていた問題について、菅官房長官は記者会見で、行政機関による統計調査のルールを定めた統計法の規定に反していた可能性があるという認識を示しました。
この中で、菅官房長官は「詳細な事実関係は現在厚生労働省において調査中だが、総務大臣が承認した内容とは異なる方法で調査を実施していた点は、統計法の規定に則していなかったのではないかと考えられる」と述べ、行政機関による統計調査のルールを定めた統計法の規定に反していた可能性があるという認識を示しました。
また菅官房長官は、記者団が関係者の処分について質問したのに対し、「現在調査中であり、予断を持っての発言は控えたい」と述べました。
出典
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190116/k10011779611000.html?utm_int=detail_contents_news-related_003
まとめ
今回の厚労省の不適切調査と隠ぺいの内容と政府の対応についてまとめました。
今後の調査結果が注目されます。