今年4月30日に天皇陛下が譲位され、5月1日に皇太子が即位、日本の新しい天皇になられます。そして、新元号が4月1日公表されました。
新元号は令和となりました。出典は万葉集とのことです。
新元号令和の好感度に関する緊急世論調査の結果と安倍首相の談話をまとめました。
新元号は令和、出典は万葉集
4月1日菅義偉内閣官房長官が記者会見で新元号が「令和」に決定されたことを発表しました。
そして、「令和」の出典は万葉集と説明しました。
梅花の歌三十二首の序文、「初春の令月にして気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭(らん)は珮(はい)後の香を薫らす」から引用したとの事です。
この新元号は5月1日午前0時から使用されます。
新元号は令和、好感度世論調査について
共同通信社が4月1、2両日に実施した全国緊急電話世論調査によりますと、日本政府が「平成」に代わる新元号として1日に公表した「令和」について73.7%が「好感が持てる」と回答しました。
一方、「好感が持てない」は15.7%。
令和の出典は「万葉集」であり、今回、中国ではなく日本古典の採用を「評価する」が84.6%に上りました。
一方、「評価しない」は7.5%。
安倍内閣支持率世論調査も大幅増
同時に調査された安倍内閣支持率は52.8%で3月の前回調査比9.5ポイントの大幅増となりました。
一方、不支持は8.5ポイント減の32.4%となりました。
この大幅増は、新元号公表を巡る安倍政権への高評価が、この緊急調査の内閣支持率の押し上げに影響したと考えていいでしょう。
出典 共同通信社
https://this.kiji.is/485706045695116385
新元号に関する安倍首相の談話での説明
4月1日12時から、新元号「令和」の公表を受けて安倍晋三首相は談話を発表、新元号に込めた意味や意義や国民へのメッセージを説明しました。
「春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように一人ひとりが明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いを込め、決定した」と述べ、新元号には「人々が美しく心を寄せあうなかで文化が生まれ育つという意味が込められている」との説明がされました。
そして、「新元号が広く国民に受け入れられ、日本人の生活のなかに深く根ざしていくことを心から願う」「理解と協力をお願いする。政府としても皇位継承がつつがなく行われるよう万全を期す」と話しました。
国書・万葉集から元号の出典、という事に関しては「幅広い階層の人々が詠んだ歌が収められ、我が国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する国書だ」との意味を示しました。
この日夜にはテレビの報道番組にも出演して、安倍首相は新元号について熱く語りました。
世論調査結果でも安倍首相の昨日の行動への賛意が大きかったと言えるでしょう。
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まとめ
日本政府は、5月1日に皇太子殿下の天皇即位に伴う儀式を行い、同日から新元号とすることを決定、4月1日に新元号が発表されました。新元号は令和。引用は万葉集、使用は5月1日からです。
多くの国民がこの元号に好感度を抱いております。
そして、昨日の安倍首相の談話をまとめました。
出典 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43167240R00C19A4000000/