検察庁法改正案など成立見送り方針というニュースが流れました。
この決断に、ネットSNS活動の影響がどれだけあったのでしょうか?
検察庁法改正案など成立見送り方針 TwitterなどネットSNSでの著名人の発言の影響、これらの問題についてまとめました。
検察庁法改正案など成立見送り方針
内閣の判断によって、幹部の定年を延長することが可能となる検察庁法の改正案を含む国家公務員法の改正案について政府与党は今国会での成立を見送る方針を固めた。
出典 https://news.yahoo.co.jp/articles/620d566a409b41e5a2cb4a80257e2d4b345b8f1a
インターネットSNSでの反対活動について
国会を揺るがすほどのムーブメントになった「#検察庁法改正案に抗議します」。その、きっかけは、30代女性が投稿した1件のツイートだった。
「1人でTwitterデモ #検察庁法改正案に抗議します 右も左も関係ありません。犯罪が正しく裁かれない国で生きていきたくありません。この法律が通ったら『正義は勝つ』なんてセリフは過去のものになり、刑事ドラマも法廷ドラマも成立しません。絶対に通さないでください」
このツイートが5月8日に投稿されると、翌日の夕方ごろから同じハッシュタグを使用したツイートが増え始め、Twitterトレンド1位を獲得。有名人たちも引用してツイートしたことから、10日にはさらに多くの人の目にとまることになる。
きゃりーぱみゅぱみゅのツイートについて
このツイートはたった3日で500万ツイートを超える広まりを見せ、この大きな広がりが新たな騒動を生む。歌手のきゃりーぱみゅぱみゅが10日に投稿した検察庁法案改正案に抗議するツイートに対し、「歌手やってて知らないかもしれないけど」と皮肉を交えた投稿や、「芸能人は政治的発言をしないでください」などの声が寄せられた。この後、きゃりーぱみゅぱみゅは「ファンの人同士での私の意見が割れて、コメント欄で激論が繰り広げられていて悲しくなり消去させて頂きました」として、ツイートを削除している。
出典 https://times.abema.tv/posts/7053977
小泉今日子のツイートとその影響、TBSテレビ報道について
小泉今日子(歌手女優)もこの騒動の1人である。小泉今日子への嫌がらせが起こり、「ウイルス同様、それ以上に怖い行為」とTBS金平氏が批判するという事態が発生した。
TBS系「報道特集」が5月16日放送され、キャスターを務める金平茂紀氏が、検察庁法改正案に反対する声を上げている女優で歌手の小泉今日子のもとに中傷や嫌がらせがあることを「人が発信する自由を脅かす行為は、ウイルス同様、またはそれ以上に怖い行為」と断じた。
金平氏は「緊急事態宣言が一部で解除された今週、検察庁法改正案に反対して、ネット上でおびただしい数の人々が声を上げました」と、SNS上で検察庁法改正案に抗議する動きが高まっていることを紹介した。
そのうえで「その中のお一人、女優で歌手の小泉今日子さんのもとに中傷や嫌がらせがきたということです」とし「人が発信する自由を脅かす行為は、ウイルス同様、または、それ以上に怖い行為だと申し上げておきます」と批判した。
小泉は自身の事務所のツイッターで「#検察庁法改正案に抗議します」のハッシュタグをつけて投稿を連投するなど、安倍政権が強行採決する構えを見せている検察庁法改正法案に抗議する声を上げている。
出典
https://news.yahoo.co.jp/articles/c566db6dd7f4dad6b9257c2c27bf744fe2738936
著名人の政治的発言について
アイドル、歌手、俳優、作家などの政治的な発言への賛否両論が今回浮き彫りになりました。
金平氏のいう通り、人が発信する自由を脅かす行為は、許し難い怖い行為である、という意見は正論です。
一方、これらの著名人が政治的立場を鮮明にしたことによって、反対側にあるファンの支持を本職でも失う危険がある、ということも明らかになりました。これに関しても個人の自由であり、そのリスクと自分の意見を発信する希望とを各著名人が考えた上で、今後もこのような問題は続くと思われます。
まとめ
検察庁法改正案など成立見送り方針というニュースが流れました。ここまで、ネットSNSでの一般人、著名人の活動とその影響についてまとめました。