年末になると、今年もクリスマス商戦が始まります。そして、ケーキ屋や百貨店ではクリスマスケーキが大量に売られていますよね。
しかし、このクリスマスの定番ともいえるイチゴと生クリームのクリスマスケーキ、ふと思うと、なぜ食べているのかがはっきりわかりませんよね。
そこで、クリスマスケーキの起源、なぜ食べるのか、そして日本だけ流行しているのかどうかをまとめました。
クリスマスケーキの起源は
クリスマスケーキはキリスト教の国々の信徒が、クリスマスを祝って食べる食事の一つです。
その起源としては、イギリスではクリスマスプディング、というプラムやドライフルーツ、くるみやラム酒を具材としてオーブンで焼き上げる濃厚なケーキが16世紀までにはすでに定番となっていました。
プディングと言っても日本人がイメージするプリントは全然違うものです。
また、フランスでは、ブッシュ・ド・ノエルという切り株の形をしたケーキがクリスマスケーキの起源とされています。これは19世紀発祥です。
クリスマスにケーキをなぜ食べるのか?
クリスマスにケーキは祝いものとして食べるのですが、それでは何を祝っているかというと、そう、イエス・キリストの誕生日を祝うためですね。
クリスマスとはイエス・キリストの生誕日ですよね。
要するに、多くの人に愛され続けている、イエス・キリストのバースデーケーキなのです。
こう思うと、またクリスマスケーキを食べる意味も増えてきますよね。
クリスマスケーキは日本だけで流行?
このように、クリスマスケーキ(Christmas cake)は、日本だけで流行っているものではありません。クリスマスにクリスマスケーキを食べるという文化はイギリス、アイルランド、そして、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなどの英連邦諸国やフィリピン、そしてフランスや日本などの国々で広く流行しています。
だから、最近の新しい日本の商売上戦略で作られた、というわけではありませんね。日本では不二家が1922年の12月にはクリスマスケーキを販売したという記録も残っております。
もちろん、キリスト教国でない日本にクリスマスケーキとしてイチゴのショートケーキを流行らせる一環として、不二家がほぼ100年近く前に練った商業上の戦略が功を奏したとも言えますね。
そして、イチゴと生クリームを使ったホールケーキ、をクリスマスケーキとしているのは、日本オリジナルともいえるわけです。
まとめ
クリスマスケーキの起源について、そしてなぜクリスマスにケーキを食べるのか?そしてこの習慣は日本だけで流行しているのかどうかをまとめました。
クリスマスには美味しいイチゴと生クリームのケーキ、これは日本のクリスマスの定番ですよね。今年も楽しみましょう。