●4月1日(金)頃から5月3日(火)頃は、イスラム教のラマダン月及びラマダン明けの祭り(イード)に当たります。
●大規模行事はテロ等の標的となりやすいことに留意し、外務省海外安全ホームページや報道等により最新情報の入手に努めつつ、安全確保に十分注意を払ってください。情報収集には「たびレジ」もご活用ください。●4月1日(金)頃から5月3日(火)頃は、イスラム教のラマダン月及びラマダン明けの祭り(イード)に当たります。
●大規模行事はテロ等の標的となりやすいことに留意し、外務省海外安全ホームページや報道等により最新情報の入手に努めつつ、安全確保に十分注意を払ってください。情報収集には「たびレジ」もご活用ください。
【内容】
1 4月1日(金)頃から4月30日(土)頃(※)は、イスラム教徒が日の出から日没まで断食を行うラマダン月に当たります。例年、ラマダン終了後には約3日間(今年は5月1日(日)頃から5月3日(火)頃)、イードと呼ばれるラマダン明けの祭りが行われます。
※ラマダン月の期間は、目視による月齢観測に依拠するため、上記日程は直前に変更されることがあります。
2 大規模行事はテロ等の標的となりやすいことから、上記期間中やその前後に海外に渡航・滞在される方は十分注意してください。特に、イラク・レバントのイスラム国(ISIL)等が、過去、ラマダン月の期間にテロを呼び掛ける声明を発出していたことに留意する必要があります。
3 以上を踏まえ、以下の安全対策をとるよう心掛けてください。
(1)外務省海外安全ホームページや報道等を通じて最新の関連情報の入手に努める。
(2)特に、金曜日に注意する。金曜日はイスラム教徒の集団礼拝日であり、その際、モスク等宗教施設や群衆を狙ったテロや襲撃が行われることがある。本年のラマダン月及びイードについては、4月1日、8日、15日、22日、29日が金曜日に当たる。
(3)以下の場所がテロの標的となりやすいことを十分認識し、できるだけ近寄らないようにする。
観光施設やその周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、スーパーマーケット、ナイトクラブ、映画館、公共交通機関等人が多く集まる施設、教会、モスク、シナゴーグ等の宗教関係施設、政府関連施設(特に軍、警察、治安関係施設)等。
(4)やむなく上記(3)の場所を訪れる場合は、あらかじめ非常口等の避難経路を確認しておく、周囲の状況に注意を払う、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる、できるだけ滞在期間を短くするなどの対策に加え、その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払う。
(5)有事の際には、現地当局の指示があればそれに従う。特に、テロに遭遇してしまった場合には、警察官等の指示をよく聞き、冷静に行動するように努める。
(6)その他以下の一般的な留意事項にも留意する。
【車両突入型テロに関して】
●ガードレールや街灯などの遮へい物がない歩道などでは危険が増すことを認識する。
●普段から歩道を歩く際はできるだけ建物側を歩く。
【爆弾、銃器を用いたテロに関して】
●爆発、銃撃の音を聞いたら、その場に伏せるなど直ちに低い姿勢をとり、頑丈なものの陰に隠れる。
●周囲を確認し、可能であれば、銃撃音等から離れるよう、速やかに、低い姿勢を保ちつつ安全なところに退避する。閉鎖空間の場合、出入口に殺到すると将棋倒しなどの二次的な被害に遭うこともあり、注意が必要。
●爆発は複数回発生する可能性があるため、爆発後に様子を見に行かない。
【刃物を用いたテロに関して】
●犯人との距離を取る。周囲にある物を使って攻撃から身を守る。
【イベント会場、空港等の屋内でのテロに関して】
●不測の事態の発生を念頭に、出入口や非常口、避難の際の経路等についてあらかじめ入念に確認する。
●会場への出入りについて、混雑のピークを外し、人混みを避ける。
●セキュリティが確保されていない会場の外側や出入口付近は危険であり、こうした場所での人混みや行列は避けるようにする。空港等では、人の立入りが容易な受付カウンター付近に不必要に近寄ったり長居したりすることはせず、セキュリティ・ゲートを速やかに通過する。
●負傷などの二次被害を防ぐため、周囲がパニック状態になっても冷静さを保つように努める。
まとめ
ラマダン期間中の海外渡航・滞在に関する注意喚起 外務省 をまとめました
出典 www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2022C027.html