広島焼き、すなわち広島風お好み焼きは広島に旅行したら必ず食べたい一品です。
しかし、お好み焼きといえば大阪風お好み焼きが有名です。一体、この違いはなんでしょうか?
さらに、モダン焼き、というお好み焼きもありますね。
そこで、広島焼き、大阪風お好み焼き、モダン焼きの違いについて作り方と具材からまとめました。
大阪お好み焼きと広島風の違いは?
まず要点をまとめると、広島焼きと関西風お好み焼きの違いは以下の通りです。
2、 広島焼きの特徴として、キャベツを大量に入れて、そのキャベツが蒸し焼きされた甘さを楽しむ、と言う点があります。これを含めた重ね焼きで美味しさを出す、と言うのは、簡単そうですが、なかなか家で再現するのが難しく、鉄板の大きさや温度と作り手の熟練さが要求されます。一方、関西風は自分で焼いて食べてそれを楽しむと言う形式のお店もあります。
3、 広島風はそばもしくはうどん、もしくはその二つの入ったちゃんぽん、を食べる場合が多いです。その麺類への味付けも店によって違いがあります。例えば人気店ではケチャップを少量入れている店などもあります。
4、 広島風は端から仲間で均一ではなく、それぞれの部分で食べる食感も中身も変わってきます。端は生地と具材、中央は麺類がメイン、といった感じです。関西風はモダン焼きも含めて、基本的にどこの部分でも均一です。
5、 関西風の出汁が入っている生地による独特の美味しさは広島風にはない点です。具材も例えばイカも生地の部分や他の具材と食べると言う感じですが、広島焼きでは、生地が少ないのでそのものを食べると言う感じとなります。
大阪お好み焼きの作り方と具材とは
関西風お好み焼きは、関西で一般的に人気の料理です。
作り方ですが、小麦粉をといて、その中に、好きな具材を混ぜ込みます。この 薄力粉の生地にはだし汁を入れることがあります。
基本的な具材(キャベツ、紅生姜、豚、イカ、エビ、もちなどなど)を混ぜ込んでから焼きます。あとはひっくり返すだけです。
トッピングとしてチーズやキムチなど店によって様々なメニューがあります。
これらは店の人がやってくれる店と、自分で具材を混ぜ合わせ、テーブルの鉄板で自分で焼く形式のお店もあります。
ソースは何種類かありますが、ブルドックやオリバーソースなどがポピュラーです。そして、マヨネーズと鰹節、青海苔や魚粉をトッピングして食べます。
広島風お好み焼きの作り方と具材とは
広島風お好み焼きとは、主に広島市とその周辺で多くの店舗で提供されている形式の料理です。
広島風お好み焼きのルーツですが、戦後の焼け跡で屋台で提供されていた料理が始まりとも言われています。
まず、作り方を見て見ましょう。様々なバリエーションはありますが、一般的な方法をご説明します。
最初に小麦粉の生地を薄く円形に焼きます。
その上に、まずは魚粉、そしてキャベツの千切り、天かすを乗せます。
そして、その上に豚のバラ肉を乗せます。
そして、そば、もしくはうどんといった麺をその上にそのまま乗せる、もしくは横で炒めた後乗せます。
そして、バリエーションとして、イカフライ、ネギ、生イカ生エビ、季節によっては生牡蠣が入ります。
特徴としては具材を混ぜ合わせず、重ねていくと言う方法です。
具をこのように乗せて、繋ぎとして上から生地の小麦粉を少し乗せます。
そして、コテでひっくり返します。
最後に、卵を横で焼き、その上に乗せて、さらにひっくり返します。
そして、多くの場合、半分に折って、半円形の形にします。
その上に甘辛いソースをかけます。トッピングとしてはネギ、青海苔が一般的です。一味と胡椒が好みによってかけられます。マヨネーズはあまり求められないのも特徴です。
広島で有名なソースとしては、おたふくお好みソース、業務用ではカープソースが人気です。これらは広島風によくあいます。
言うまでもなく、お客さんが作る工程はありません。
お皿で食べるか、もしくはお店によっては鉄板でコテで食べることもあります。
モダン焼きの具材と作り方とは?
モダン焼き、と言うメニューがあります。これはなんでしょうか?
モダン焼きとは、焼きそばを混ぜた、もしくはトッピングした関西風お好み焼きのことです。作り方としては、上の関西風お好み焼きを作る途中の過程でそば、もしくは焼きそばを混ぜる方法と、焼きそばを別に焼いて、それをトッピングする、という方法があります。
ボリュームが増えて若者に人気のメニューです。
まとめ
広島焼きと関西風お好み焼きの作り方と具材の違い、そしてモダン焼きについて違いをまとめました。
日本独自の料理として、お好み焼きは日本人だけでなく、観光客も含めた多くの人々に愛されています。