そろそろ年末、毎年の日本の恒例の行事として、年賀状を出すという文化はこの平成の世にも残っております。
そんな中、上司に今年も年賀状を出すべきかどうか考え中の人はいませんか?
実際の所、上司への年賀状の注意点、使ってはいけない言葉、写真入り年賀状についてをまとめました。
上司への年賀状の注意点は
まず、確認しておきたいことがあります。勤務している会社や職場全体で、虚礼廃止(意味のない、もしくは心がこもっていないような儀礼をやめること)というルールがあるかどうかを確認してください。
もしそのようなルールがない場合、基本的にはもちろん、あなたの一存です。
しかしながら、あなたの上司があなたからの年賀状を受け取らなかった時に、あなたのことをどう思うか?どう評価するか?を予想してください。
もし、昭和堅気の人で、そういうことにうるさい人ならば、素直に出しておく方が得策ですね。
もしくは、社会人としての「日ごろからお世話になっている人への新年の挨拶状」という意味で、上司に年賀状を送っておいたほうがやはり無難ではあります。
注意点ですが、まずは、元旦に届くように送りましょう。それ以降に届くのはせっかく送ってもマナー違反ということになります。
とにかく早めに書いて投函しましょう。
基本は、筆ペンを使って自筆で書くのが丁寧です。印刷だと手抜きだと判断する人もいます。ボールペンで書くのもやめてください。
さらに、くだけた表現は禁物です。礼儀正しい部下、という立場からのかしこまった年賀状にするくらいの気持ちで書いてください。
表現に気をつけつつ、旧年への感謝の意、そして新年への新たな言葉が必要となります。そして、自分らしさもできる限りその条件の中で含めるような文章を考えてください。
もちろん、短すぎず、そして長すぎないようにしてください。
写真入り年賀状は上司に送れるかどうか、ですが、これも、相手次第ですが、カジュアルな年賀状ととられる可能性があるので、避けたほうがいいでしょう。特に、子供の写真は嫌がる人が結構いますので、送る相手の家族構成や子供がいない場合はその理由などを考えて、慎重に相手を選びましょう。
上司への年賀状の書き方
フォーマルな年賀状には、守るべき構成があります。
年賀状では、まず、新年のお祝いの言葉(賀詞)を最初に書きます。
この賀詞は、様々な種類と意味があり、贈る相手によって変える必要があります。
上司など、目上の人に使うべき賀詞としては、
「謹んで新年のお慶びを申し上げます」
「敬頌新禧」「謹賀新春」
「謹賀新年」「恭賀新年」
などがいいでしょう。
そして、その後にあいさつやお礼などの挨拶文(添え書き)を書きます。
そして、年号を書きます。
来年の正月であれば、平成三十年元旦、という文章ですね。
この三つは必要なので、くれぐれも書き忘れのないようにしてください。
年賀状を上司に出す時に使ってはいけない言葉
上司だけには限りませんが、特に晴れの日の年賀状として、使うべきでない単語がいくつかあります。
例えば、去年、という単語には去る、という意味の単語が入っております。
なので、昨年や旧年という表現に変えましょう。
他には、避けるべき単語として、 「病む」や「衰える」という体調の不調についての単語、「失う」や、「滅びる」「絶える」など失う意味の言葉、そして、「破れる」「枯れる」「倒れる」などの物事が悪化する意味の言葉などが挙げられます。
また、賀詞に関する注意ですが、一文字の「賀」、二文字の賀詞「賀正」「迎春」「賀春」「慶春」は上司には避けてください。
これらは簡略化させた挨拶、略語の挨拶であり、丁寧さに欠けると判断されます。
さらに、賀詞をニつ以上用いてもいけません。
新年あけましておめでとうございます。はよくある間違いで、「新年」と「あけまして」の二つが重複になりますので、どちらかだけ使ってください。
「あけましておめでとうございます」もしくは「新年おめでとうございます」が正解です。
また「謹んで初春のお慶びを申し上げます」という文言は、「賀詞」であって、添え書きではありません。
なので、この文言と他の賀詞が混在すると、賀詞の重複なので使えません。
また、添え書きには、「、」「。」などの句読点はつけません。
この通例は、年始の挨拶文で「区切りをつけないため」ということだそうです。
デザインについてですが、黒縁の年賀状はお葬式のの手紙を連想しますので禁忌です。薄墨を使うのも、弔辞を連想させますのでやめてください。
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まとめ
上司への年賀状は必要かどうかですが、やはり社会人として出すほうが無難でしょう。ただし、職場での虚礼廃止のルールの有無を確認してください。注意点、書き方、使ってはいけない単語、写真付き年賀状などについてまとめました。
新年正月に上司に良い印象を与えることを目標として、フォーマルな年賀状を作成してください。