宇治といえば平等院ですね。世界遺産の美しい建物は、10円玉のデザインとして日本でもっとも有名な建物の一つです。
初詣での場所としても、平等院はオススメですが、せっかく宇治に足を伸ばしたので、他の神社にも初詣に行きませんか?
ここでは、宇治の初詣のおすすめ神社とアクセス情報をまとめました。
宇治の神社の初詣のおすすめは?
宇治の初詣としては、平等院は絶対外せません。まずは、平等院にお参りしましょう。
しかしながら、宇治の平等院はお寺なので、神社での初詣にこだわりたい人もいるでしょう。
そんな方におすすめの神社を2つ紹介します。
宇治上神社
宇治上神社は、京都府宇治市宇治山田にある神社です。
ユネスコ世界遺産、「 古都京都の文化財」の構成資産の1つとして登録されている由緒ある神社です。
宇治上神社では、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ、応神天皇の息子)、応神天皇、仁徳天皇(菟道稚郎子の異母兄、父を継いで天皇になる)の3神を祀っています。本殿は平安時代の日本最古の神社建築とされています。
宇治上神社の見所
宇治川の東岸にある朝日山の山裾に、この神社があります。
そして、見所の本殿(国宝)は、平安時代後期に伐採された木材が使われて、一間社流造りの三殿からなります。左右の社殿が大きく中央の社殿が小さいのが特長です。
また、拝殿(国宝)は、鎌倉時代前期に伐採された桧が使用されており、鎌倉時代の優れた建物遺構です。
また、ケヤキの大木は樹齢300年で見ごたえがあります。
宇治上神社の初詣へのアクセスは?
所在地
〒611-0021 京都府宇治市宇治山田59
地図はこちらです
アクセス情報
JR奈良線「宇治駅」下車徒歩20分
京阪電車宇治線「宇治駅」下車徒歩10分
駐車場は「平等院鳳凰堂」の南門からすぐ近くにある「宇治駐車場」などがあります。
宇治神社
宇治上神社からやや下がったところにあります。
宇治橋の上流宇治川の右岸、この辺りは応神天皇の離宮(桐原日桁宮:きりはらひけたのみや)跡でもあり、皇子の菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)の宮居の跡と伝えられており、菟道稚郎子命の死後にその神霊を祀ったのが、この神社の始まりです。
明治以前は二社で一体とされていて、宇治神社は下社、宇治上神社は上社と呼ばれていました。
祭神は、宇治上神社と同様に、菟道稚郎子命は、父・応神天皇に寵愛され皇太子に立てられたものの、異母兄・大鷦鷯尊(のちの仁徳天皇)に皇位を譲るために自殺したという美談が残っています。非常に聡明な皇子で、この神社では学業の神様とされています。
学業成就・合格必勝・成績上昇のご利益があるといわれており、毎年多くの参拝客が足を運んでいます。
また、千年以上の長い歴史を持つ宇治神社には、複数のウサギ像があります。この、宇治神社のシンボルであるウサギ像には「人を正しい道へと導いてくれる」という意味が込められています。
境内にはパワースポットがあるとされていて、本殿の右側の木々に囲まれた場所と、「みかえり兎」という、神様のお使いといわれるうさぎの置物があり、この地に伝わるみかえり兎の「正しい道へ導くうさぎの物語」が現代に伝えています。
宇治神社の初詣へのアクセスは?
所在地
〒611-0021 京都府宇治市宇治山田1
アクセス情報
JR奈良線「宇治駅」下車徒歩15分
京阪電車宇治線「宇治駅」下車徒歩5分
京阪バス 京阪宇治停留所 徒歩約5分
京滋バイパス 宇治東IC 車で約5分
参拝データ
拝観料 無料
参拝時間 境内自由
祈祷 16時まで受付
駐車場 35台 ¥700/日(営業時間 9時~17時)
おみくじ 見返りタイプ 300円 うさぎの体の中におみくじが入っています。
まとめ
宇治は平等院だけでなく、宇治上神社と宇治神社の初詣がおすすめです。3箇所とも歩いて行ける範囲にあります。
宇治上神社はユネスコ世界遺産の構成資産の一つなので、やはり見逃すわけにはいきませんよね。
300年の樹齢のケヤキの大木も見られます。
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