埼玉県秩父市で毎年開催される、伝統的な冬の大イベントといえば、秩父夜祭ですね。
このお祭りは、京都祇園祭、飛騨高山祭と共に「日本三大曳山祭り」の一つに数えられている貴重な文化遺産です。
秩父夜祭の歴史ですが、江戸時代の寛文年間(1661~1672)に始まったといわれております。
すなわち、現在までに約三百数十年の歴史と伝統を誇っています。
そこで、秩父夜祭の日程2017について。見所とおすすめと花火大会についてまとめました。
秩父夜祭の日程スケジュール2017について
秩父夜祭の日程2017についてですが、
祭典日は12月2日土曜日、3日日曜日となっております。
12月2日土曜日 宵宮の予定
まず、10時から秩父神社神楽殿で神楽奉奏があります。
続いて、11時から16時30分、そして18時から20時、秩父神社~宮側・本町・中町・上町通りで、豪華絢爛な秩父祭屋台の運行があります。これを「曳き廻し」と言います。
この12時から16時まで、各屋台が賑やかで楽しい祭り囃子、長唄を披露します。そして、踊りも一見の価値があります。これを「屋台曳き踊り」と言います。
16時〜18時は休憩時間。屋台は「飾り置き」されます。
19時から20時頃まで、羊山公園からの打ち上げ花火大会が行われ、初日が締められます。
12月3日日曜日 本宮の予定
10:00~ 秩父神社神楽殿 神楽奉奏
9:30~13:00 秩父神社~宮側・本町・中町・上町通りにて、4基の屋台による曳き踊り、舞が披露されます。
10:00~19:00 西武鉄道西武秩父駅前、秩父鉄道秩父駅前、矢尾百貨店第1駐車場 にて 秩父郷土芸能公開として秩父屋台囃子が演奏されます。
13:00~15:00 秩父神社にて、屋台芝居公開として歌舞伎が上演されます。(当番屋台町会・本町)
15:00~16:00頃 秩父神社→中町通り→矢尾百貨店の経路にて おねり(歌舞伎道中)すなわち、秩父歌舞伎役者が口上を述べながらの練り歩きが行われます。
19:30~22:00 盛大な羊山公園からの打ち上げ花火大会がフィナーレとなります。
秩父夜祭の見所とおすすめ2017はやはり花火大会
秩父夜祭は『秩父祭の屋台行事と神楽』と言う名目で、ユネスコの無形文化遺産『日本の山・鉾・屋台行事』の一つとして、2016年12月1日に登録されました
秩父夜祭は2日間にわたる多様な出し物とそのきらびやかな屋台が特徴です。
この中で、特に秩父夜祭の見所とおすすめを挙げるとしたらこちらになります。
秩父屋台・笠鉾
屋台は宮地(みやぢ)・上町(かみまち)・中町(なかまち)・本町(もとまち)の4基があります。そして、笠鉾は中近(なかちか)と下郷(したごう)の2基があります。
屋台・笠鉾は一つ一つが特徴的な彫刻が飾られ、屋根の形状も違っているので、もれなく見ましょう。最大重量は20トンです。
そして、3日の夜、屋台・笠鉾がお旅所への急な団子坂をグイグイと引き上げられるシーンは見逃すわけにはいきません。この祭りの象徴的な迫力と美しさを堪能できます。
屋台芝居
4台の屋台に張出を付けて、さらに芸座を組み立てて秩父歌舞伎が上演されます。
この地域独特の歌舞伎は必見ですね。
さらに、長唄が演奏されて、それに合わせて踊る「曳き踊り」も見ておきたいこの祭りの山場です。
12月2日の花火大会
この、打ち上げ数は3,000発を予定されています。
この日の花火は、単発の打ち上げ花火がメインとなっていますが、その途中に速射連発仕掛け花火、スターマインが派手に打ち上げられる、という予定になっています。
12月3日の花火大会
この日の打ち上げ花火数は圧倒的な7000発です。これが2時間と30分にわたって打ち上げられます。
次々と夜空へ打ち上げられる、花火の連射、そして巨大なスターマイン。
まさに、日本の花火の技術の結晶がこの冬の夜空に繰り広げられます。
まとめ
日本三大曳山祭りの一つ、秩父夜祭が、今年は12月2日3日に行われます。その予定の詳細をまとめました。
さらに、この夜祭の見どころを列挙しました。クライマックスの大花火大会も全て堪能してください。