2月14日はバレンタインデーです。これは日本人ならみんな知っているくらい大切な日とされています。
日本では、大切な人に、友達に、そして同僚にチョコレートを渡す、そしてもらう日になっています。
このバレンタインデー、どうしてこの日にチョコ? いつから日本で?日本だけ?などと疑問に思う人も多いと思います。
バレンタインデーの由来について、チョコを贈るのは日本だけなのか、そして、日本での歴史についてまとめました。
バレンタインデーにチョコレートを贈るのは日本だけ?
海外では、カードや花束、形に残るものが贈り物として好まれますが、チョコレートを贈ることもあります。さらに、きちんとした歴史もあります。
イギリスのお菓子会社、キャドバリー社は1868年に贈答用のチョコレート詰め合わせボックスを発売したのがその歴史の始まりとされています。また、このころには、キャドバリー社はハート型のバレンタインキャンディボックスも発売していました。
なので、チョコレートをバレンタインデーに贈るのは日本だけ、というわけではありません。ただ、海外ではいろいろな物をプレゼントしますが、チョコもその一つとしてある、ということですね。
そして近々、日本でもチョコレート以外の商品の販促企画もどんどん組まれると思われます。
ただ、感謝や愛の気持ちを伝える日があるのは、いいことですよね。
バレンタインデーの日本での歴史は?
いくつか説があります。
一つの説は、神戸モロゾフ洋菓子店発祥説です。
モロゾフの公式ホームページには
「1932年にモロゾフは日本で初めて、バレンタインチョコレートを発売しました。」
と記載されています。
モロゾフは1931年神戸で創業しました。創業者がアメリカ人の友人から、2月14日にプレゼントを贈る習慣を知り、それを日本に取り入れました。
その当時のカタログでは、ハート型のチョコレート容器にファンシーチョコレートを入れた「スイートハート」という商品と、バスケットに花束のようなチョコレートを詰めた「ブーケダムール」という商品が紹介されています。
さらに、1936年2月12日に、外国人向けの英字新聞ジャパンアドバタイザーに、モロゾフが日本初のバレンタイン広告も掲載しております。
このモロゾフが日本のバレンタインデーの始まりとして良さそうです。
一方、第二次世界大戦の戦後の日本のバレンタインデーの歴史、今日の習慣の盛り上がりの始まりは、昭和30年代(1950年代)とされています。
東京で最初のバレンタインセールとされているのは、1958年(昭和33年)2月でした。メリーチョコレートカムパニーが、東京新宿、百貨店の伊勢丹の売り場にて、「日本初」の「バレンタインフェア」を実施しました。
3日間のセールで売り上げはほとんどなかったそうです。
しかし、その後は他のお菓子企業も参戦、売り上げが毎年上昇していきました。
それ 以後、日本では「バレンタインデーはチョコレートを女性から男性に贈り愛を伝える日」という習慣が定着しました。そして2月の定番の行事として、経済的にも大きな影響がある盛んなイベントとなりました。
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バレンタインデーの由来について
そもそも、バレンタインデーの由来とは、キリスト教に関係する日でした。
バレンタインデー( Valentine’s Day)、または、聖バレンタインデー(セントバレンタインデー、 St. Valentine’s Day)は、毎年2月14日に祝う日です。
その由来は、紀元後269年にローマ皇帝の迫害を受けて、殉教した聖ウァレンティヌス(別名はテルニ(イタリアの都市)のバレンタインです)を記念して、彼が処刑された2月14日を彼の功績を讃える日だと伝承されています。
彼は、ローマ帝国で禁止されていた、兵士の結婚を密かに認めて、恋に落ちた兵士と娘たちの結婚を行っていました。これが原因で処刑されました。
確かにロマンチックな話ですね!
その2月14日現在では、海外では、パートナーに対して、男性からも女性からも、チョコレートに限らず愛の気持ちを形にして贈り合う日ですね。世界各地でカップルたちが愛を誓い会う大切な日です。
まとめ
バレンタインデーの由来、チョコレートを贈るのが日本だけかどうか、そして日本でのバレンタインデーの歴史をまとめました。
日本では1932年には神戸で最初のバレンタインチョコレートが売られて、1958年に東京で最初のバレンタインフェアが開催されました。
2月14日のこの日本でのバレンタインデーの習慣は、これからもずっと続いていきそうですね。