昨年10月解散に伴う衆議院選挙が行われて、与党が圧勝、安倍内閣が継続されました。
さらに世界に目を向けると、国際状況は厳しい問題が依然山積みです。一方、内政では政局だけが続いております。
その逆風の中、この7月の世論調査の最新の内閣と政党支持率とその推移について、さらに世論調査方法についてまとめました。
NHK世論調査2018年7月の安倍内閣の支持率
NHKは、7月6日から3日間、全国の18歳以上の男女を対象に世論調査を行いました。
今回、調査の対象となったのは2075人で、59%にあたる1221人から回答を得ました。
そして、安倍内閣を「支持する」と答えた人は先月の調査から6ポイント上昇して44%だったのに対し、「支持しない」と答えた人は5ポイント下がって39%でした。
この結果で、4か月ぶりに安倍内閣を「支持する」と答えた割合が「支持しない」を上回りました。
出典 http://www.nhk.or.jp/senkyo/shijiritsu/
NHK世論調査2018年7月の政党支持率で野党さらに惨敗
NHKの世論調査によると、各党の支持率は以下の通りでした。
国民民進党: 0.7%、 (−0.4%)
立憲民主党: 7.5%、(−1.4%)
公明党: 2.7%、 (+0.3%)
希望の党: 0.1%、(+0.1%)
共産党:3.1%、(-1.0%)
日本維新の会:0.8%、(+0.1%)
自由党:0.3%、(+0.3%)
社民党:0.4%、(−0.8%)
特になし:39.1%、 (+0.9%)
この結果では、支持政党では与党の自民党が支持率を2.3%あげて38.1%です。
新しくできた国民民主党は既に1パーセント以下の政党となりました。
そして立憲民主党も他の野党も軒並み厳しい評価となっています。
世論調査の方法
今回の世論調査も、電話聞き取り調査です。この方法の妥当性がさらに問われております。
近年では、知らない電話番号からかかってきた電話にはでない、というのが振込詐欺などを防ぐ方法として一般化されています。
そんな2018年7月においても、知らないもしくは非通知からの電話に出て回答するということは、その層を一度吟味する必要があるでしょう。
この調査ならば、インターネットでの調査の方が信用性が高いのでは?という疑問が湧いてきます。
現在、マスコミが報じる内閣支持率とインターネットでの支持率に大きな差がある、ということがはっきりしています。
ゆえに、マスコミが報じる支持率で実際の政治が動かされないようにする必要があります。
読売新聞の最新世論調査の内閣政党支持率2018年4月は?若年層の安倍離れとは? ツイッターでの支持率は?
まとめ
NHKによる、最新の世論調査の結果が発表されました。安倍内閣の支持率は回復して、不支持を上回りました。
また、支持政党では自民党が大きく支持率を上げ、対抗する野党は軒並み厳しい数字となっております。
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