日本のこころ、という政党がありました。その後、政党の要件を満たせなくなり、政治団体となっていました。
その日本のこころに動きがありました。
それについてまとめました。
日本のこころと自民党が合併
日本のこころは昨年10月の衆院選で得票率が2%に届かず、政党要件を喪失して、政治団体となっていました。
自民党の吉田博美参院幹事長は10月16日、政治団体「日本のこころ」の中野正志代表=参院比例=が自民党への合流を希望しており、党本部として調整を進めるよう提案しました。
10月22日には会派名を「自由民主党・こころ」から「自由民主党・国民の声」に変更し、会派から「こころ」の名称が消滅していました。
そして、11月1日、正式に合併されたことが、日本のこころの中野正志参議院議員の文書で発表されました。
これにより、政治団体としても解散となりました。
日本のこころと自民党が合併。歴史と議員数は?
日本のこころは平成22年4月に平沼赳夫元経済産業相らが結成した政党「たちあがれ日本」の流れをくみます。
この党は、石原慎太郎最高顧問、そして中山恭子前代表らも所属していました。最大議員数は、結党時の衆議院議席数19人、参議院3人、でした。
その後、政党合流や分党、党名変更を経て、この10月末にその歴史を終えました。
合併直前の所属議員は中野正志氏の一人だけでした。
参院で自民党と統一会派を組んでおり、中野氏が個人として自民党に入党する場合は国会法の規定で議員資格を失うが、政党と政治団体の合併の場合は失職しないという規則で、そのまま自民党員となります。
まとめ
たちあがれ日本、という党の流れを汲んだ日本のこころ(政治団体)が自民党と合併しました。
党員は一人です。参議院の自民党議員数が一人増えます。