恵方巻き、これは、節分の日に恵方に向いて食べると縁起が良いとされている、太い巻き寿しを指します。
この恵方巻きを食べる習慣自体、恵方巻き、と呼ばれて最近流行しております。
そもそも大阪近畿を中心として行われていた地方の風習であったものが、全国に広がったものです。
そこで、恵方巻きの2020年の方角の決め方と恵方一覧をまとめました。
恵方巻きの2020年の方角の決め方
恵方とは、吉方を意味します。
吉方の方向、方角に向かって物事を行うことが、全てにおいて吉に出る、とされます。
この恵方は、陰陽道で、その年の金運や幸せ(福徳)を司る神「歳徳神」がいる方向の事を指します。
その歳徳神様がいる場所が、毎年変わるとされており、恵方もその場所によって毎年変わります。
この歳徳神様がいる場所は、陰陽道で定められている決まりに従い、その年の西暦年号の下一桁によって決まっています。
なので、この恵方とは、陰陽道の決まりに従っている、ということになります。
恵方の決め方、組み合わせは?
その年の恵方は、十干(じっかん)を組み合わせることによって決まります。
そして、この十干とは、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類の要素を指します。これらは中国から伝わり、暦などの表記に使われます。
この十干のうち、中央を意味する戊・己を除いた、甲・乙・丙・丁・庚・辛・壬・癸が方角を表します。
恵方の一覧について
十干と西暦年と方角の関係は以下の通りです。
乙・西暦年の下一桁が5の年が乙の年。255度=西南西やや西
丙・西暦年の下一桁が6の年が丙の年。165度=南南東やや南
丁・西暦年の下一桁が7の年が丁の年。345度=北北西やや北
戊・西暦年の下一桁が8の年が戊の年。165度=南南東やや南
己・西暦年の下一桁が9の年が己の年。75度=東北東やや東
庚・西暦年の下一桁が0の年が庚の年。255度=西南西やや西
辛・西暦年の下一桁が1の年が辛の年。165度=南南東やや南
壬・西暦年の下一桁が2の年が壬の年。345度=北北西やや北
癸・西暦年の下一桁が3の年が癸の年。165度=南南東やや南
というルールに従います。
恵方巻きの方角2020は?
このように、恵方は西暦の年号に対応して、陰陽道で決まる方角です。
これによると
2019年の恵方は 庚 西南西やや西(右)。
2020の恵方巻きは、この方角すなわち、東北東やや東に向かって食べましょう。
まとめ
恵方巻きについて、恵方の方角は誰が決めるか、について、そして2018年の恵方をまとめました。その年の恵方は、陰陽道の規則に従い、十干を組み合わせることによって決まっています。
2020の恵方巻きは東北東やや東に向かって食べましょう。
恵方参りの2019年の方角は?場所の調べ方、いい神社がない場合の行き方