学生アメフトチャンピオンと社会人アメフトチャンピオンとが対戦する恒例の新春の決定戦、ライスボウルが毎年1月3日に開催されています。
今年の1月も含めこの11年は社会人が勝利しております。改革の声も聞かれております。
そんな中、新しい動きがありそうです。
ライスボウル2021の試合のあり方に関して関西学院大学から要望書、についてまとめました。
ライスボウル2021の試合のあり方に関して関西学院大学から要望書
ライスボウルの実力差に疑問 関西学院大学アメフト部が要望書を提出へ
関学大体育会アメリカンフットボール部は、社会人と学生の実力差が顕著になっている日本選手権(ライスボウル)について、大会のあり方の見直しを求める要望書を関西学生連盟に提出する準備をしていることがわかった。
1月8日、同部の小野宏ディレクターがその準備について明らかにした。
社会人チャンピオンと大学学生チャンピオンが対決するライスボウルでは、学生側が11連敗しており、大会の開催意義を疑問視する声もある。
今年の1月3日に開催したライスボウルでは、同アメフト部は24点差で社会人代表の富士通に大敗しました。
体格差のある富士通の外国人選手らとの接触で、同部の選手らは負傷退場という事態も発生しており、学生側の安全性に懸念の声もこの数年指摘されてきました。
昨年からライスボウルの開催に疑問を呈している、今年の大会を最後に引退される同部の鳥内監督も1月8日の会見で「そろそろ違う方法で良いのかなと思う」と発言されました。
現行の社会人代表と学生代表が対戦する形式の変更を求める、という学生側からの動きです。
昨年も小野ディレクターは大会形式の見直しを公式に提言していたが、主催の日本アメリカンフットボール連盟などに有効な動きが見られなかったため、要望書で提言することにした。
要望書は今月下旬をめどに提出をする予定だが、具体的な内容は決まっていないという。
出典
ライスボウルの今後の変更に関する考察
では、昨年も小野ディレクターは大会形式の見直しを公式に提言していたが、主催の日本アメリカンフットボール連盟などに有効な動きが見られなかったのはなぜかというと、スポンサーの意向と大会の収益の問題が絡んでいると推測されます。公式な観客数は発表されていませんが、2万人程度はいるように思われます。
ただ、このような実力差が明らかな大会でさらに学生側の怪我の不安がある、という現状を踏まえると、学生同士にするか、社会人同士にするか、という決断となると思われます。
学生のチャンピオンを決める試合は毎年甲子園ボウルが甲子園球場で開かられており、現実的には、ライスボウルを社会人チャンピオンを決める一戦にするというのがレベルと真剣勝負という意味を考えて一番いいと思われます。すなわち、ライスボウルとJapan X bowl を統合する、ということです。
その場合、1月3日にこだわらなければ、現行のようにJapan X bowlを12月に開催して、それでシーズン終了、1月3日の試合を行わない、ということになります。また、こだわるのであれば、Japan X bowlを1月3日にするように日程を調節する、ということになるでしょう。
他の方法としては、学生オールスター対決、社会人オールスター対決、となるでしょうけど、この場合は真剣勝負ではなくなり、観客も集まらない可能性が高いでしょう。
学生側が態度をはっきりと固めた場合は、Japan X bowlを1月3日にするという解決策以外ないと思われます。
まとめ
2020年1月3日1、アメフトのシーズン最後の試合、ライスボウル、富士通フロンティアーズ対関西学院大学開催され、富士通が勝利しました。
来年以降のライスボウルのあり方についてまとめました。
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