ノーベル賞は世界的に有名で、伝統があり、ステータスがりますが、その賞には6つの項目があります。
化学賞、物理学賞、生理学・医学賞、文学賞、平和賞、そして経済学賞です。
今まで多くの日本人の研究者や政治家、文筆家の方がこれらの賞を受賞しています。
そして、このうち、日本人が今まで取ったことがない分野もあります。
今回は、これらの分野のうち、化学賞、物理学賞、経済学賞の分野での日本人受賞者をまとめました。
ノーベル賞で日本人で化学賞の受賞者は誰?
ノーベル賞、日本人で化学賞の受賞者は誰でしょうか?
化学の分野で世界的なお仕事をされて、このノーベル化学賞を取った日本人の研究者についてまとめました。今まで日本人は7人受賞されています。
受賞の年度の古い順でご紹介すると
1981年 福井謙一氏
2000年 白川英樹氏
2001年 野依良治氏
2002年 田中耕一氏
2008年 下村脩氏
2010年 根岸英一氏、鈴木章氏
以上となります。
81年から19年間が空きましたが、その後の10年は受賞者が相次いでおります。これらの受賞の研究内容は、その発表をした年は実際のところ、受賞の年からかなり溯ることもあります。すなわち、80年代から90年代の日本の化学における研究が盛んで、世界的な、そして人類の歴史に貢献する結果をいくつも出してきた、ということですね。
しかし、この10年以降は日本人は候補者はいても受賞から遠ざかっています。
来年の受賞を期待したいと思います。
ノーベル賞で日本人で物理学賞の受賞者は誰?どの業績が生活に直接な影響を及ぼした?
ノーベル賞で日本人で物理学賞の受賞者は誰
日本人は分野別では最大数、9人の受賞者がいます。その方々は以下の通りです。
1949年 湯川秀樹氏
1965年 朝永振一郎氏
1973年 江崎玲於奈氏
2002年 小柴昌俊氏
2008年 小林誠氏、益川敏英氏 (南部陽一郎氏 アメリカ国籍)
2013年 赤崎勇氏、天野浩氏 (中村修二氏 アメリカ国籍)
2014年 梶田隆章氏
以上の9人ですが、南部氏、中村氏のお二人のアメリカ人は、ノーベル賞受賞の研究結果を出されたのは日本国籍の時です。
それにしても、この物理学の分野でも、2000年以降の受賞者の数が6人とめざましいですね。
ノーベル賞受賞に関して、どの業績が生活に直接な影響を及ぼした?
この受賞の内容のうち、特に、赤崎先生らの1990年代の青色発光ダイオード(LED)の半導体の発明は私たちの日々の生活にも大きく影響を及ぼしました。例えば、これがなければ生活できないと思われるほど世界で普及しているスマートフォンのバックライトや、自動車のブレーキランプ、そして競技場にある巨大スクリーンなどで青色LEDは使用されています。
ノーベル賞経済学賞を日本人は取ったことがある?
ノーベル賞の一つ、経済学賞は他の賞と違って、アルフレッド・ノーベルの遺言に基づく賞ではなく、スウェーデン国立銀行設立300周年の記念として1968年に設立され、翌年1969年に受賞が始まった賞です。
実は日本人はこの経済学賞、一人も取ったことがありません。今まで複数の日本人の候補者が噂されていたけど、受賞前に亡くなられた、とのことです。ただ、ここ数年、日本人の経済学研究者の方で受賞にふさわしい業績をお持ちの方がおられると言われています。
さあ、来年はどうでしょうか?
まとめ
ノーベル賞の各分野についての日本人受賞者ですが、今まで、化学賞の日本人受賞者は7人、物理学賞の受賞者は9人です。これからの日本の若い研究者の皆さんにもこの伝統を引き継いでもらいたいものですね。
また、経済学では未だに一人も受賞者が居ません。来年以降を期待したいですね。
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