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iPS細胞を使った移植 パーキンソン病患者への治験について京都大学発表

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iPS細胞の発見で、京都大学の山中伸弥氏は2012年のノーベル生理学・医学賞を受賞されました。
そして、2018年秋、iPS細胞を使用した医療はまた新たなステージに向かって進化しております。
今回、京都大学から発表された、iPS細胞を使った治療についてまとめました。

iPS細胞とは何か?

ここでまず、iPS細胞の概略を説明します。
この細胞は、英語ではinduced pluripotent stem cell と表記されます。
日本語での表記は、人工多能性幹細胞、です。
これは、人工的につくられた、多能性細胞、ということです。
そこで、まず、多能性幹細胞とはどんな細胞を指すのかというと、以下の二つの能力をもつ細胞です。
・細胞が分裂して自分と同じ細胞を複製する能力(自己複製能)を持つ
・自分とは別の種類の細胞に分化する能力(分化能)を持つ

そのような能力を持つ細胞を人工的に作ったのがiPS細胞です。
この画期的な発明で山中伸弥氏はノーベル賞を受賞しました。

この細胞は様々な組織や、特定の臓器に特徴的な細胞に分化する能力を持っており、「再生医療」という分野において大いなる期待がされていました。

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iPS細胞を使った移植 パーキンソン病患者への治験について京都大学発表

今回、京都大学病院から、パーキンソン病のiPS治験1例目の実施が報告されました。

 京大病院、京都大は11月9日に、人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から神経のもとになる細胞を作り、パーキンソン病患者の脳内に移植する臨床試験(治験)に着手したこと、そして、患者1人に移植を実施したことを発表しました。

京大によると、iPS細胞を利用したパーキンソン病患者に対する治験は世界初であり、移植の術後の患者さんの状況も良好とのことです。

具体的には、50代男性のパーキンソン病の患者に、10月にiPS細胞から作製した約240万個の細胞を左側の脳内に移植する手術を実施したとのことです。

この、パーキンソン病は、進行性の神経変性疾患であり、症状として手の震え・動作や歩行の困難など、運動障害を示し、病状が進行すると自力歩行が困難となります。 脳内神経伝達物質のドーパミンを出す神経細胞が減ることが病態の原因であり、国内に患者が約16万人いるとされていますが、根本的な治療法は現在のところありません。

今回の治験では、京大が保有する他人のiPS細胞からドーパミンを出す神経細胞のもととなる細胞を作製しました。
そして、手術は、患者の頭蓋骨に直径12ミリの穴を開け、脳に注射針のような器具で細胞を注入するという術式でした。

この移植によって、パーキンソン病の症状の改善と進行を抑えること、服用する薬量を少なくすることが期待されています。

今後はは企業と協力し、iPS細胞から作った神経細胞を量産化する態勢を作っていきたい、と記者会見で治験医師は今後の抱負を語りました。

iPS細胞の再生医療では、これまで理化学研究所などが、iPS細胞から作った網膜の細胞を目に重い病気のある患者に移植する世界初の臨床研究が実施されています。また、大阪大はiPS細胞から作った心筋シートを重症心不全患者の心臓に移植する計画があります。

出典
https://www.sankei.com/life/news/181109/lif1811090019-n1.html

まとめ

iPS細胞を使った移植、パーキンソン病患者への治験第一例の報告が京都大学からありました。
今後、その移植の効果の評価、他の患者さんへの治験の結果が待たれるところですね。

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