新型コロナウイルス感染拡大が世界中での大きな問題になっております。
多くの国民が不安になっていることの一つとして、実際の死亡者に関する情報がわからないことがあります。
そんな中、新型コロナ感染の真の被害規模示す「超過死亡」 を専門家ら注目しており、これをまとめました。
超過死亡は新型コロナウイルス感染症による真の被害規模を示す
新型コロナウイルスの真の被害規模示す「超過死亡」 に専門家らが注目しております。
各国当局の発表に基づくと、世界で新型コロナウイルスにより命を落とした人の数は30万人余りとなっているが、死者数の集計方法によっては真の犠牲者数はこれよりもはるかに多い可能性が指摘されております。
当局の統計には新型コロナウイルスが原因とされる死者のみが含まれている。だが専門家らの間では、公式な死因に関係なく、今年の全死者数を例年と比較して導かれる「超過死亡」数を調べる動きが広まっている。
超過死亡と新型コロナウイルス感染との関係は?
超過死亡には新型ウイルスとは直接関連ない死者(新型ウイルス流行に伴う医療崩壊により他の病気の治療を受けられなかった人など)も含まれており、これに注目することで、実際の犠牲者数が公式死者数よりも大幅に多いことが可視化されます。
デンマークの疫学者チームが欧州24か国のデータをまとめている「欧州死亡率モニター(EuroMOMO)」プロジェクトによると、今年3月の死者数は例年と比べ増加しており、「超過死亡を説明できるものは(新型ウイルスの)他にはない。これが1月なら、一部はインフルエンザによるものと説明できるかもしれない。それに、欧州では火山の噴火や、地震も発生していない」とプロジェクトは指摘しております。
アメリカの超過死亡について
米国では超過死亡大きい。米国での新型ウイルス流行がピークに達する前の3月の超過死亡数は6000人で、新型ウイルスによる公式死者数の3倍以上となっている。
ヨーロッパの超過死亡について
イタリアでは、2月20日~3月31日の期間の新型ウイルスによる死者は1万2428人とされている。だが、過去5年間の平均と比較した同期間の「超過死亡」は2万5354人に上る。
ドイツでは、今年3月の超過死亡数は3706人と、新型ウイルスの公式死者数である2218人を上回っている。
フランスでは、3月1日~4月27日の新型ウイルスによる公式死者数は2万3291人で、前年と比較した超過死亡数の2万4116人とほぼ一致している。
EuroMOMOのデータでは、3~4月に大きな超過死亡があったのはスペイン、イタリア、フランス、そして英国の4か国。一方、新型ウイルスによる深刻な被害を免れているノルウェーやフィンランドでは大きな超過死亡は見られませんでした。
出典 https://www.afpbb.com/articles/-/3283315
まとめ
今年、新型コロナウイルス感染で日本は経済的社会的に大きな問題となっております。
そんな中、超過死亡で新型コロナウイルスの死亡について、まとめました。