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狭心症の症状と発作、痛みと対処法について

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突然、胸がキュッと痛くなった。中高年でこんな症状ができたら、もしかしてこれって狭心症?と気になりますよね。

しかし、詳しい狭心症の症状の特徴などを正確には知らない方が多いと思われます。

そこで、狭心症の症状、発作、痛みと対処法についてまとめました。

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狭心症の症状

狭心症は、突然、胸部の痛みに襲われる病気です。通常は数分で痛みは治まります。
原因は、冠動脈という心臓に流れている血管に一時的に血液の流れが悪くなってしまうことです。冠動脈の約75%がふさがった状態になってしまうと、胸の痛みなどの症状を自覚するようになります。

狭心症の症状は、「胸の痛み」そして「息切れ」「動悸」です。胸の痛みは、胸がきゅっと締め付けられるような痛み、という表現が適切です。
そのほか、胸が圧迫されるような感じがあります。

痛みの程度は幅があります。我慢できないほどの痛みにまで至らない場合もあります。

狭心症の症状の特徴は、胸部に激しい痛みが急激に現れるのではなく、徐々に痛みが強くなっていくという点にあります。

また、その症状が出ている時には、息苦しさと胸の動悸が高まるっている症状も同時に出ます。

狭心症の発作は長くは続きません。通常は数分、5分以内です。長い場合でも10分程です。

もし15分以上の激烈な痛みの場合は心筋梗塞の可能性があり、緊急受診が必要となります。

この胸痛発作のとき以外には、症状は特にみられません。なので、心電図をとっても、胸痛発作時(心筋に血液が行き渡らない、虚血状態)でなければ心電図に変化が出ません。

たとえ定期的な健康診断などで心電図に全く問題がなくても、狭心症である可能性は否定できません。

狭心症の発作について

狭心症の発作は下記の分類がされています。

一つ目は、突然走ったり、階段や坂を上ったり、重いものを持ちあげたり、普段よりも激しい動きをした場合。さらに、精神的に興奮して心拍数が上がった時など、心臓にいつもより余計な負荷がかかった時に起こる狭心症です。

このタイプは、「労作時狭心症」と分類されています。
 
もう一つのタイプは、体を動かしていない安静時に突然、胸痛発作がおこるものです。
これらは、夜の就寝前、飲酒後、睡眠中、明け方早い時間帯や、もしくは朝食の後におこりやすい狭心症です。喫煙や寒冷が刺激になる場合もあります。

このタイプは「安静時狭心症( 冠攣縮性狭心症)」と分類されています。

また、「狭心症発作が次第に頻回に起こるようになり、労作時ばかりでなく、安静にしていても起こる」といった状況を、「不安定狭心症(急性冠症候群)」ともいいます。これは心筋梗塞の前触れの可能性が高く、速やかに救急車で専門病院に行く必要があります。

さらに、 「狭心症発作が実際起こっているのに、検査をしても冠動脈狭窄はなく、誘発する試験をしても冠動脈の攣縮は起らない」という場合は、冠動脈自体には異常がなく、心筋の小さな細い血管が狭窄して血流配分に支障をきたすと推測して、「微小血管狭心症」と分類されます。

狭心症の痛みとは

狭心症発作による胸の痛みの位置は、多くの場合で胸の中央からみぞおちにかけてのある程度広い範囲におこります。その範囲も手のひらの大きさ以上の広い範囲に感じる場合もあります。これらは表面的な性質ではなく、胸の奥の方に感じる痛みです。

さらに、痛みが胸やみぞおち以外の場所に出る場合もあります。
狭心症によって、左肩から左腕にかけての痛みを感じることがあります。さらには背中、喉や顎そして歯の痛みを訴える場合もあります。

これらを「放散痛」と表現しています。このような症状が出る理由として、大脳が痛みの場所を心臓だと特定できずに、他の場所の痛みと誤認して起こるとされています。

痛みは胸から左腕、もしくは顎の方に広がっていく感じと表現される場合もあります。ただ、胸の痛みよりも左肩や腕の痛みの方がより強く感じることもあり、その場合は狭心症としての症状であることをみのがしてしまう場合があるので注意が必要です。

痛みの性質としては局所的なものではなくより広い面としての圧迫感のある重い痛みとして捉えられます。

痛みは胸全体にあらわれ、指で「ここが痛む」といえるような狭い範囲ではなく、手のひらをつかって表現するような広さです。「圧迫されているような」、「息がつまるような」、「しめつけられるような」「重苦しい鈍痛」のような痛み方をします。手のひらよりも広い範囲で胸全体に現れることが多いです。

狭心症の対処法

まずは安静にしてください。発作の原因となった運動はすぐにやめて、椅子に座ったりしゃがみこんだりしてください。
今回が初めての症状ではなく、手元にニトログリセリンの錠剤があれば、速やかにそれを舌の下に入れてください。

狭心症の症状が起こっているような心臓の状況を放置してしまうと、これから心筋梗塞など命に関わる病気に進展する可能性があります。もし狭心症が疑われるような場合は、医師の診察を受けて、適切な検査を受けて、必要な治療や再発予防を始める必要があります。

心筋症の段階で冠動脈にたいして適切な治療ができれば、心臓の筋肉(心筋)に障害を残さずに治癒することができます。

もし、激烈な胸痛が三十分以上続き、ニトログリセリンで痛みが寛解しない時は心筋梗塞の発作です。その場で安静にし、救急車を呼んで専門病院へできるだけ早く行ってください。

まとめ

狭心症は、突然、胸部の痛みに襲われる病気です。通常は数分で痛みは治まります。原因は、冠動脈という心臓に流れている血管に一時的に血液の流れが悪くなってしまうことです。狭心症の症状は、「胸の痛み」「息切れ」「動悸」です。通常は10分未満で治ります。発作時は安静にしてニトログリセリン錠剤をお持ちの場合は舌下に入れてください。狭心症発作が労作時も安静も頻回に起こったり、激烈な痛みが15分以上続くようでしたら、すぐに救急車で専門病院にすぐ行ってください。

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