毎年、秋から冬にかけては、インフルエンザの流行する季節です。
もちろん2018年も変わりありません。
子供の様子がおかしい、と思った時には、速やかに小児科を受診してください。
インフルエンザ感染と診断された時は、家で安静にしないといけません。
そこで、子供のインフルエンザの初期症状、過ごし方、そしてお風呂に入りたい場合はどうしたらいいのかまとめました。
小児インフルエンザの症状は?
子供のインフルエンザの症状も、基本的に、大人のインフルエンザの症状と同じです。
すなわち、
全身の初期症状としては
• 頭痛
• 寒気、悪寒
• 38℃以上の高熱が続く
• 風邪より期間が長い微熱が続く
• 脱水症状
• 関節の痛み
腹部の症状は
• 腹痛
• 食欲不振、
• 吐き気 と嘔吐、吐く
• 下痢
そして、上気道などの炎症症状
• 咳 くしゃみ
• 喉の痛み
• 扁桃腺の腫れ
• 耳の痛み(中耳炎が併発した場合)
が一般的な症状です。
子供のインフルエンザの場合において大人とは違う点として注意すべき初期症状は、急激に高熱が出る場合、そして一方、普通の風邪の症状とよく似た症状になる場合があります。その場合は、それほど熱が出ない場合があります。見た目では元気そうに見える場合でも、よく注意して観察してください。
子供のインフルエンザの過ごし方について
小児科受診で、インフルエンザという診断がついた子供は、自宅で過ごすことになります。
この過ごし方ですが、基本は、安静です。
子供で気をつけることは、すぐ脱水になってしまうことです。脱水は全身状態を悪化させるので、好ましくありません。こまめに水分補給をさせて脱水を防ぎましょう。また。電解質のバランスも下痢があったりしたら簡単に崩れるのが子供の特徴です。水以外にもポカリスウェットなどを補給するのが望ましいですね。
食事は、消化が良くて取りやすいものを選んでください。
おかゆは定番です。ミルクやヨーグルト、スープなどがオススメです。流動食的な食事内容から、徐々普通の食事に戻していきましょう。
インフルエンザにかかった場合は、通常は、かかった日から1週間ほど、幼稚園や学校への出席は停止することになります。
たとえ子供の熱が下がって、元気そうに見えても、その子供が他の子供にインフルエンザを感染させる可能性があります。なので、自分で勝手な判断をせずに、出席停止期間をきちんと守りましょう。
また、看病するお母さんもお父さんも、子供と接する時は、マスクをきちんと着用しましょう。
そして、インフルエンザの感染したお子さんがいる部屋に行った後には、十分なうがいと手洗いをして、自分がインフルエンザにかからないよう予防に努めましょう。
子供のインフルエンザでお風呂に入りたい場合は?
子供がインフルエンザにかかっているとき、お風呂はどうしたらいいでしょうか?
高い熱が出ているうちは控えたほうがよいです。その理由は、お風呂に入るだけで子供は想像以上に体力を消耗するからです。
インフルエンザ感染の状況は、体がインフルエンザウイルスと戦っている、という状況なので、体調に負に働くことは避けて、安静を保つことが大切です。
お風呂に入らない時には、暖かいタオルで体を拭いてあげて、お子さんの清潔を保ちましょう。
発症後数日経って、熱が下がってきて、さらに体調が戻ってきたのであれば、お風呂に入ることは特に大きな問題にはなりません。
入浴のタイミングとしては、大事をとって、熱が下がってから2日待つ、というのが推奨されます。
もちろん、熱以外の全身状況もお母さんがきちんと日々把握しないといけません。目安としては、食欲はどうか、実際食べているか、水分は十分とっているか、ぐったりしていないか、などですね。
お風呂に入れる時に気をつけるべきこととしては、湯冷めをしないように脱衣所や部屋の温度を保ち、水分はすぐ拭き取ること、お風呂上りにタオルとドライヤーですぐに髪の毛を乾かすこと、そして何より、入浴後には素早く十分に水分を補給することが大切です。
まとめ
子供のインフルエンザの症状、インフルエンザ感染時の過ごし方、そしてお風呂に入るタイミングについてまとめました。
子供がインフルエンザの疑いがあるときには、すぐ小児科受診をして、医師の診断を受けましょう。インフルエンザの感染という診断がついた場合は、家での安静が必要です。お風呂に入るタイミングもお母さんが決めないといけません。その基準を示しました。