日本への全世界からの外国人新規入国停止へ　新型コロナ変異種と水際対策の推移について

更新日：2020-12-27

新型コロナ感染問題は今や世界中で悪化しています。
海外からの入国制限についての最新情報で、全世界からの新規入国を停止というニュースが今入りました。
全世界から日本への外国人の新規入国停止へ　新型コロナ変異種と水際対策の推移についてまとめました。

日本への全世界からの外国人新規入国停止へ

全世界からの新規入国を拒否へ
12/26(土) 20:25配信

新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大している事を受け、政府は、今月12月28日から来年１月末までの間、原則としてすべての国や地域からの外国人の新規入国を拒否する方向で最終調整を行っています。

政府が検討している新たな措置では、今月２８日から来年の１月末までの間、すべての国や地域からの外国人の新規の入国を拒否します。

またイギリスと南アフリカについては引き続き、当分の間、新規入国を拒否します。これは、変異した新型コロナウイルスの感染が拡大しているためです。

さらに日本人や日本に住んでいる外国人がすべての国や地域への短期出張をした場合、現在は一定の条件のもとで免除している１４日間の待機緩和を、認めない方向で最終調整を行っています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d08477290c34646814a08e51d8b423304bc5adea

その後外務省の情報がアップデートされたら報告します。
今の段階ではまだ外務省から上記の発表はありません。

日本への全世界からの外国人新規入国停止へ　新型コロナ変異種について

新型コロナ変異種の日本での検出

今回の決定は、何が問題とされていることによるのでしょうか？
厚労省は12月25日、英国から航空機で入国した男女5人から新型コロナの変異種が検出されたと発表しております。
また、空港検疫以外でも、英国に渡航歴のある男性らが変異種に感染していたことがわかりました。
この変異種で今わかっていることは、変異種は英国以外にイタリアやオランダ、デンマーク、オーストラリア、ドイツなどでも見つかっていることです。

これより、英国だけをターゲットに水際強化をしても不十分という判断が下されたと思われます。
なお、この変異種は、令和2年12月21日、ＷＨＯの発表において、従来の新型コロナウイルスより最大70%ほど感染しやすいことが問題とされています。
一方、英国調査によると重症化リスクは従来のウイルスと変わらない、抗体反応、ワクチンの有効性に何らかの影響を与えることを示唆する証拠はないこと等の見解が公表されました。また、国立感染症研究所においても同様の見解がまとめられております

全世界から日本への外国人の新規入国停止の影響について

今回の決定では、海外在住者を含めた日本人、そして日本在住の外国人の帰国や再入国は可能としております。
しかしながら、一定の条件下で免除している帰国後2週間の待機緩和を認めない、ことによって規制は強化されます。

外国人の新規入国の推移

日本政府は10月から、日本で3カ月以上滞在する人に関しては入国後の2週間待機などを条件に、各国からの新規入国を認めております。
そして、新型コロナウイルス変異種の感染拡大を受け、12月24日に英国、26日には南アフリカをその対象から外した。
今回の決定は、それと同様の措置を28日から全ての国・地域に広げる、ということになります。