吉野彰氏のノーベル賞賞金はいくら？財源は？使い方は？

投稿日：2019-12-09

12月10日は毎年、ノーベル賞の授賞式とその後の華やかな晩餐会が行われます。
少し下世話ですが、世界的に有名なノーベル賞を取れば、受賞者はいくらもらうのか、少し気になりますよね。
そしてその使い道も気になりますね。
そこで今回は、吉野彰氏のノーベル賞賞金はいくら？財源は？使い方は？をまとめました。

ノーベル賞の賞金額はいくら？

ノーベル賞各賞の賞金額ですが、スウェーデンのノーベル財団は２０１７年9月25日、ノーベル賞各賞の受賞者に賞金を900万クローナ授与すると発表しました。

ノーベル賞の賞金は、ノーベルの巨額な遺産を運用して賄っていますが、財政事情が悪化したため、２０１２年に、それまで１０００万クローナだった賞金額を８００万クローナに減額していました。

そして、近年その財政状況が改善してきたため、１００万クローナ引き上げて、９００万クローナとされました。

これは、日本円にして、現在のレートで、9700万円です。

ノーベル賞受賞には、名誉と富が同時に得られる、というわけですね。

吉野彰氏のノーベル賞賞金はいくら？

今回のノーベル化学賞の受賞者は三人です。受賞賞金の９００万スウェーデン・クローナ（約９７００万円）は、吉野氏ら３氏で３分の１ずつ分けられることになります。
9700万円÷3人＝一人当たり約3233万円となります。

ノーベル賞の財源と賞金の出所はどこから？

ノーベル賞は、ダイナマイトなどを発明し巨万の富を得た発明家そして事業家のスウェーデン人、アルフレッド・ノーベルの遺言により創設された賞です。

子供のいなかったノーベルは遺言の中で、自分の巨額の遺産で基金を作り、それを運用して得られた利子を人類のために最大たる貢献をした人々に分配するように、と記しました。

それに基づいて、ノーベル財団が1895年に創設され、初のノーベル賞授与式は1901年です。

すなわち、ノーベル賞の賞金の出所は、ノーベル財団がノーベルの遺産を運用した運用益、という事です。

ちなみに、ノーベルがこの遺言のために残した金額は、彼の総資産の約９０%にあたる、3100万スウェーデン・クローナでした。現在のお金に直すと、２００億円を超す額でした。

吉野彰氏のノーベル賞賞金の使い道は？

リチウムイオン電池の開発で2019年のノーベル化学賞を受賞する吉野彰・旭化成名誉フェローが7日午前（日本時間同日夕）、授賞式のあるストックホルムで日本経済新聞のインタビューに応じた。ノーベル賞の賞金の一部を「若手研究者の支援に使いたい」と述べ、若い世代の発想を地球規模の問題解決につなげていきたいと意欲をみせた。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53093120X01C19A2CZ8000/

ノーベル賞の賞金の一部を地球環境問題の解決に取り組む研究者の資金に充てる考えを明らかにした。

　吉野さんは平成２５年度にロシアの国際賞を受賞した際、賞金から１千万円を日本化学会に寄付し、「吉野彰研究助成事業」を創設。これまで環境やエネルギー分野の研究者４人に各２００万円を助成してきた。

　ノーベル賞の賞金についても一部を充てる方針で、「人類は地球環境問題に絶対に答えを出さなければならない。問題解決策を自分のアイデアで実現したい人を支援したい」と話した。

　助成対象となる研究テーマは吉野さんが定める。「そのテーマを実現するのであれば、研究手法や資金の使い道はまかせる。好きなことをやってほしい」とした。

https://www.sankei.com/life/news/191016/lif1910160035-n1.html

とのことです。

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