ノーベル賞受賞祝賀晩餐会は、ノーベル賞の授賞式の行われる12月10日の夜にスウェーデンの首都、ストックホルムの市庁舎、青の広間にて開催されます。
今年は、ノーベル科学賞受賞された吉野彰氏が参加されます。
楽しみですね。
吉野氏の最新情報をまとめました。
ノーベル賞吉野彰氏最新情報12月7日
吉野彰さんが若い研究者にエール、ノーベル化学賞 授賞式前に会見
ノーベル化学賞の授賞式に出席するためスウェーデンを訪れている吉野彰さんが、公式記者会見に臨みました。
10日にストックホルムで行われる授賞式を前に、吉野さんは7日、リチウムイオン電池の開発でともに化学賞に選ばれたスタンリー・ウィッティンガム氏(77)や、物理学賞、経済学賞の受賞予定者らと共同記者会見に臨みました。
「最初はリチウムイオン電池の市場が、これほど大きなものになるとは思いもしなかった」(旭化成名誉フェロー 吉野彰さん)
また、吉野さんは自分のような民間企業の出身者が受賞するのは難しいとした上で、産業界にいる若い研究者にエールを送りました。
「私の受賞が企業の若い研究者にとって、大きな励みになると信じています」(旭化成名誉フェロー 吉野彰さん)
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3850254.html
ノーベル化学賞 吉野彰さん「企業の若い研究者 勇気づける」
2019年12月8日 5時03分ノーベル賞
ことしのノーベル化学賞の受賞者に選ばれた吉野彰さんが、スウェーデンのストックホルムでノーベル財団が主催する記者会見に臨み「私が受賞することは企業に所属する若い研究者たちを勇気づけるだろう」と受賞の意義を語りました。
日本時間の7日午後5時半からストックホルムにある王立科学アカデミーで行われた記者会見には、ノーベル賞の物理学と化学、それに経済学の受賞者、合わせて8人が並びました。
吉野さんと一緒に化学賞を受賞するアメリカのジョン・グッドイナフさんは欠席しましたが、吉野さんは同じく一緒に受賞するアメリカのスタンリー・ウィッティンガムさんと並んで席に着き、世界中の記者からの質問に答えました。
会見で、吉野さんたちが開発したリチウムイオン電池が社会に与えた影響について聞かれた吉野さんは「開発した1985年当時はスマートフォンやノートパソコンなどはなかった。リチウムイオン電池の市場がこれほど大きくなるとは予想していなかった」と述べました。
また、大学などではなく、民間企業の研究者としてノーベル賞に選ばれた感想を聞かれると「企業研究者である私の受賞は、企業に所属する若い研究者たちを勇気づけるだろう」とその意義を語りました。
ノーベル財団が主催する記者会見のあと、吉野彰さんはNHKの単独取材に応じました。
吉野さんは、会見場から出てくると「記者会見は緊張しましたが、記念講演が私にとっての本番なのであしたも頑張ります」と笑顔を見せました。
そして、記念講演の準備状況について「99%はできているが、どうまとめるか最後のメッセージの文章をまだ迷っているので、きょう中に考えます。どのような反響があるか楽しみです」と話していました。
また、電池開発における日本の貢献について尋ねると「電池産業をみると日本が商品化した製品が多く、世界を引っ張っている。リチウムイオン電池でも多くの日本人が貢献している」と語りました。
そして、若い研究者たちに対して「ノーベル賞の受賞者が研究成果を出した平均は35歳くらいなので、35歳までに勉強や経験をつんで力を発揮してほしい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191208/k10012206441000.html
ノーベル賞吉野彰氏最新情報12月8日
12月8日には、今回の日程で、吉野さんが一番の楽しみだとしているノーベルレクチャーを行う予定です。「環境問題についての私の意見やビジョンを世界に向けたメッセージとして話したい」と抱負を述べました。
Nobel Lectures in Physics, Chemistry and Economic Sciences at Aula Magna Stockholm University, Frescativägen 6, 09.00.
live streamが下のサイトで見ることができます。現地朝9時なので日本では8時間早い17時から開始です。
https://www.nobelprize.org/prizes/chemistry/2019/yoshino/lecture/
ノーベル賞授賞式2019はいつ?会場テレビ中継は?吉野彰氏最新情報と講演内容
まとめ
ノーベル賞受賞祝賀晩餐会は、ストックホルム市庁舎で毎年12月10日の夜に行われます。
吉野彰氏の12月7日8日の情報をまとめました。
<関連記事>
ノーベル賞授賞式2018年へ本庶佑氏出発。日程場所とテレビネット中継は?
ノーベル賞授賞式2018の日本時間と12月10日の理由、会場場所と中継について
ノーベル生理学医学賞2018を受賞した本庶佑京大特別教授の経歴のまとめ