今年の夏はいよいよ参院選挙です。
日本の政治の今後のためにも重要な選挙です。
そして、自分の支持している政党、候補者にぜひ一票を入れましょう。
ところで、比例代表制について今回新しい変化があります。
参院選2019日程、そして比例代表特定枠についてまとめました。
参議院選挙2019年の日程は?
2019年の参議院選挙の日程が7月21日です。
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参院選挙の公示と議席数について
第25回参院選が7月4日、公示されました。
選挙区215人、比例代表155人の計370人が立候補を届け出ました。
今回の改選数は、124議席(選挙区74議席、比例50議席)です。
今回の選挙戦では2012年12月に発足した第2次安倍内閣以来、6年半にわたる長期政権の評価が問われます。
参院選の投票方法について
参議院に関しては2回投票します。
参議院選挙
(1)参議院 選挙区 候補者名を記入
(2)参議院 比例(全国区) 候補者名を記入(ただし、政党名も可です)
ところで、参院選(比例全国区)は党内での順位争いがあり、それは候補者名での得票数で決定します。
参院選2019の比例代表特定枠について
7月21日投開票の参院選(改選124議席)では、比例代表(50議席)に「特定枠」が導入されることになりました。
これは、各政党が、特定の候補者を優先的に当選させることを可能にする仕組みです。
よって、“民意”を純粋に反映させるというより、政党側の選挙区事情で設けられた、ということになります。
非拘束名簿式とは
参院選は「選挙区」と「比例代表」の2つの枠組みで行われるます。
比例代表は、基本的には全国で政党ごとに得票を争い、票数に比例して50の議席が配分される制度です。
この比例代表では、有権者は投票の際、政党名、もしくは、政党ごとに作成する候補者名簿の中から、個人名を選んで書く、という方式となります。
例えば、自民党と書いた票も、自民党の比例代表名簿に載っている候補者名を書いた票も、両方とも自民党に投じられた票となり、議席が割り振られるわけです。この場合、自民党の名簿に載っている候補者のうちでは、有権者が個人名を書いた票が多い順に当選していくことになります。
つまり、政党同士が議席を争うと同時に、各党内でも候補者同士で競争となります。
この仕組みは「非拘束名簿式」と呼ばれます。
以前は、候補者同士の競争はなく、当選者は政党があらかじめ決めた優先順位によって決まっていく「拘束名簿式」を採用していましたが、平成13年に改められた制度です。
特定枠とは?
今回の参院選から実施される「特定枠」とは、政党が候補者名簿の中に「特定の枠」をつくり、その枠に入っている候補者だけは、党内の競争の枠外にして、優先的に当選させる仕組みです。
非拘束名簿式に、拘束名簿式を一部交ぜたような制度です。これは、昨年7月に成立した改正公職選挙法で導入が決まりました。
この特定枠で上位であれば、他の同じ党の議員よりも獲得投票数が少なくても、優先して当選するという制度です。
この制度は、合区(複数県で一つの選挙区)で、あぶれた議員を比例代表で“救済”するために設けられたと言われています。
ただ、総務省はこの新制度の意義を「政党がその役割を果たす上で必要な人材が当選しやすくなる」などと説明しています。
その制度はあるとしても、当選して欲しい候補が比例代表で立候補している場合は、【個人名】で投票をすることで、政党の得票になる上に、おしている候補者の当選にもさらに有利となります。
出典
https://www.sankei.com/politics/news/190708/plt1907080011-n1.html
参院比例選投票の仕組みは、衆議院の比例とは異なります。
①政党名でも個人名でも🆗
②当選順位は個人名の票数の多い順つまり、お目当ての候補がいる方は、【個人名】で投票をすることで、政党の得票のプラスになる上に、お目当て候補の当選に有利となります。https://t.co/ARvAB1QMG8
— 有本 香 Kaori Arimoto (@arimoto_kaori) 2019年7月7日
まとめ
参議院選挙2019年の日程公示議員数、投票方法と比例代表特定枠についてまとめました。
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