2018年、沖縄県府知事選挙が予定されています。注目を集めているこの選挙ですが、8月8日、現職の翁長知事が死去されました。
そこで、2018年沖縄県知事選をめぐるここまでの流れ、前哨戦の名護市市長選挙、知事選の日程と候補者について、そして知事の死去の選挙への影響をまとめました。
2018年沖縄県知事選について
2018年の沖縄県知事選をめぐる最新の情報をまとめます。
翁長県知事 入院中の浦添総合病院で死去
沖縄県知事の翁長雄志氏が8日午後7時までに、膵臓がんのため入院中の浦添総合病院で死去したことが分かった。67歳だった。米軍普天間飛行場の返還に伴う名護市辺野古への新基地建設への反対を訴え、2014年の県知事選で初当選。新基地建設反対を最後まで貫いた。
翁長氏のご冥福をお祈りします。
2018年沖縄県知事選の前哨戦について
今年予定されていた県知事選挙の趨勢を占う前哨戦として、名護市の選挙が今年注目されていました。
現職の稲嶺氏は、社民党・日本共産党・自由党・沖縄社会大衆党・民進党・立憲民主党が推薦しており、彼は辺野古への移設反対を選挙戦でも表明しておりました。
しかしながら、新人の渡具知武豊氏に得票率9.2%の差をつけられの落選となりました。一方、渡具知武豊氏は基地移転についてはっきりとした意見を述べることは選挙を通じてしないという戦法をとり、功をそうしました。
沖縄県知事選の候補者について
知事選をめぐっては、自民党側は、自民党県連などが推す宜野湾市の佐喜真淳市長が出馬の意思を表明しています。
一方、共産党や社民党、労組などでつくる「オール沖縄会議」は翁長氏擁立を目指すことを決定していました。
そして、翁長氏は態度を明確にしていませんでした。
今回の知事の死去によって、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する勢力の知事選候補はゼロからの選考を余儀なくされることになります。
翁長知事死去の沖縄県知事選の日程への影響について
沖縄県知事選は、現職の翁長雄志知事の任期が今年12月9日に満了となるため、11月中の選挙が想定されていました。
しかしながら、翁長知事の死去に伴い知事職不在となったため、公職選挙法により、沖縄県知事選挙は9月に前倒しになります。
翁長知事死去の沖縄県知事選への影響について
翁長知事の死去に伴い知事職不在となったことにより、「オール沖縄会議」側は、今回の知事選挙を「翁長氏の弔い合戦」「弔い選挙」と早速位置付けております。
その翁長氏の意向を引き継いで戦うという姿勢、戦法は、各党のツイッターでの発言でも早速伺うことができます。
その弔い合戦、というスローガンが、今回の知事選で沖縄の有権者に与える影響は、8月上旬で立候補者がはっきりしていない現在では推測は難しい状態です。
候補者が分かり次第、情報をアップデートします。
まとめ
沖縄県知事選が今年予定されています。
前哨戦とされていた、沖縄県名護市長選挙は、現職が新人の自民党が推薦する議員に敗れました。
そして、現職の翁長知事が8月8日死去しました。
ご冥福をお祈りします。
2018年沖縄県知事選挙の候補者と日程について。翁長知事死去の影響についてまとめました。
<関連情報>
2018年沖縄県知事選の日程についてー翁長沖縄知事死去に伴う前倒し
若い世代の内閣支持率と男女差を世論調査の結果より説明。憲法改正に関する世論は?
共同通信の最新世論調査結果2018年2月について。内閣支持率と次期自民総裁、政党支持率について
衆議院選挙の仕組みと小選挙区と比例代表、比例ブロックについて
参議院選挙は次回はいつ?選挙制度、選挙区制と比例代表制について
衆議院選挙制度と与党の現在の議席数並びに目標、安定多数と委員会の運営について
衆議院選挙による議席数変化。与党が3分の2以上を獲得したことについて
国会での与党と野党の質問時間の割り当て変更の意義と問題点について
国会での野党の質問時間削減へのFNN朝日毎日新聞の世論調査結果の違いの分析
年代別自民党支率と若者の保守化についての毎日新聞の記事への考察