2018年、沖縄県府知事選挙が予定されています。注目を集めているこの選挙ですが、8月8日、現職の翁長知事が死去されました。
そこで、2018年沖縄県知事選をめぐるここまでの流れ、知事選の日程と候補者、翁長氏死去の影響、普天間基地の名護市辺野古移転反対の動きについてまとめました。
2018年沖縄県知事選について
2018年の沖縄県知事選をめぐる最新の情報をまとめます。
翁長県知事 入院中の浦添総合病院で死去
沖縄県知事の翁長雄志氏が8日午後7時までに、膵臓がんのため入院中の浦添総合病院で死去されました。享年67歳。
米軍普天間飛行場の返還に伴う名護市辺野古への新基地建設への反対を訴え、2014年の県知事選で初当選。新基地建設反対を最後まで貫きました。
翁長氏のご冥福をお祈りします。
翁長知事死去の沖縄県知事選の日程について
沖縄県選挙管理委員会は8月13日、臨時会議を開きました。
そこで、翁長雄志知事の死去に伴う知事選を9月13日告示、30日投開票とする日程を決めました。
沖縄県知事選の候補者について
知事選をめぐっては、自民党側は、自民党県連などが推す宜野湾市の佐喜真淳市長が出馬の意思を表明しています。
一方、共産党や社民党、労組などでつくる「オール沖縄会議」は知事の死去によって、新しい知事選候補のゼロからの選考をしている最中です。
基地の移設反対派は8月13日、候補者調整に向けた会合を開きました。
佐喜真氏はこの日記者会見の場で、翁長氏が政府と対立し、対話の機会が減ったことについて「危険性除去や基地負担軽減を協議することが重要だ。残念だ」とし、基地負担軽減に向けた国との協議の必要性を強調しました。
この場合、自民党推薦候補の方がスムーズに協調出きるのが優位な点です。
「オール沖縄会議」の候補者が分かり次第、情報をアップデートします。
普天間基地の名護市辺野古移転反対の動き
また、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への県内移設計画を巡り、政府が8月17日にも予定する埋め立て予定海域への土砂投入に反対する沖縄県民大会が8月11日、那覇市の奥武山陸上競技場で開催されました。翁長知事を追悼するとともに、「県民の民意を踏みにじり、環境破壊につながる違法工事だ」として政府に移設断念などを求める決議を採択しました。
出典
https://mainichi.jp/articles/20180812/k00/00m/010/041000c
翁長知事死去の沖縄県知事選への影響について
翁長知事の通夜が10日、那覇市松山の大典寺で営まれました。県関係者や支持者のほか、知事選への出馬が見込まれる佐喜真淳宜野湾市長らも訪れました。政府からは菅義偉官房長官が参列しました。
また、告別式が13日、那覇市内の大典寺で営まれました。知事経験者の稲嶺恵一、両氏、鳩山由紀夫元首相ら県内外の政財界関係者や県民が参列しました。
これらの動きで、翁長知事の死去に伴い知事職不在となったことにより、「オール沖縄会議」側は、今回の知事選挙を「翁長氏の弔い合戦」「弔い選挙」と早速位置付けております。
その翁長氏の意向を引き継いで戦うという姿勢、戦法は、各党のツイッターでの発言でも早速伺うことができます。翁長氏の早速の神格化も11日の県民大会で見られます。
この翁長氏の意思を継ぐ弔い合戦、というスローガンが、今回の知事選で沖縄の有権者にどれだけ影響を与えるのかは未知数で、オール沖縄側の立候補者次第では大きな流れになる可能性はあります。
出典
https://www.sankei.com/politics/news/180810/plt1808100031-n1.html
まとめ
沖縄県知事選が今年予定されています。
前哨戦とされていた、沖縄県名護市長選挙は、現職が新人の自民党が推薦する議員に敗れました。
そして、現職の翁長知事が8月8日死去しました。
ご冥福をお祈りします。
2018年沖縄県知事選挙の日程について。候補者、そして死後の沖縄の動き、翁長知事死去の影響についてまとめました。
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