第48回衆議院選挙が2017年10月22日に施行されました。その結果、与党が圧勝しました。
選挙の日程、さらに、衆議院の選挙制度がよくわからない人も多いと思います。
そこで、次回参議院の選挙はいつか、衆参同時選挙になるのか、そして衆議院の選挙制度の仕組み、小選挙区と比例代表、比例ブロックと、についてまとめました。
参議院選次回2019はいつ?
参議院選挙、次回はいつになるでしょうか?
参議院には解散はなく、任期は6年、その半数を3年ごとに改選しています。
第25回参議院議員通常選挙は2019年の夏、具体的には、6月28日から7月28日の間の日曜日の間に行われる、ということになります。
さらに、最新情報では、投開票は7月21日の可能性が強いとされています。
選挙2019年は衆議院と衆参ダブル選挙になる?
選挙2019年は衆議院と衆参ダブル選挙になる?という噂が出ております。
自由党の小沢一郎氏も、元旦の会合でそう警戒を強めています。
参議院選挙だけなら各地の選挙区で野党共闘が実現しますが、もし、衆参ダブル選挙となれば、野党もそれぞれ候補を立てる必要があり、結果、乱戦となって、共闘のが難しくなります。過去には1986年、中曽根康弘内閣が、衆参同時選挙に踏み切り、自民党が大勝しました。
よって、可能性は常にあると考えていいでしょう。
2017衆議院選挙と2019参議院選挙での世代別政党支持率をまとめて分析しました。
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<追記 最新関連情報>
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衆議院の選挙制度の仕組みについて
衆議院議員総選挙では、衆議院の議員が選ばれます。
日本における衆議院選挙は、一般的には、「小選挙区比例代表並立制」と呼ばれています。
これは、小選挙区選挙と比例代表選挙が、同じ投票日に行われる仕組みとなっているからです。
ところで、衆議院の総選挙は、衆議院議員の任期満了(4年)に伴って行われるものと、内閣総理大臣によって衆議院が解散されることによって行われるものの2種類があります。
衆議院議員の議席定数は?
衆議院議員の定数は公職選挙法4条により、465人と定められています。その内訳ですが、289人が小選挙区選出議員、176人が比例代表選出議員となっております。
衆議院の選挙制度の投票の仕組みについて
日本の衆議院選挙の有権者は各自、1人2票を持っております。
小選挙区では「候補者名」を、比例代表では「政党名」をそれぞれ書いて投票します。
衆議院選挙小選挙区とは
小選挙区の制度は、1選挙区ごとに1名だけが選出される選挙制度の事です。この方式では二大政党制を作りやすいとされています。
日本は現在、国勢調査によって調べられた人口と市区町村の境界などが考慮され、289の小選挙区に分かれております。
有権者は、自分が登録している選挙区の立候補者の中から一人に投票できます。そこで、各小選挙区から一人づつ、合計289人の衆議院議員が選出されます。
各選挙区において最多投票数を得た候補者が当選しますが、有効投票総数の6分の1以上の得票が必要という条件があります。
衆議院選挙比例代表制について
比例代表制選挙では、有権者は政党名を投票します。その各政党の得票率に比例して議席が配分されます。
この制度のメリットとしては,死票が出にくく、多くの有権者の投票意思が議席数に反映されます。
比例代表選挙ブロックごとにドント式という方法によって、衆議院の比例代表の議席配分数が決まります。
この時、各政党から選挙前に届け出されている「比例代表名簿順位」に従って、当選者数と当選者が決まります。これを拘束名簿式と言います。
小選挙区の「惜敗率」について
順位が同じになった場合、小選挙区の投票での「惜敗率」で順位が決定します。
この惜敗率とは、小選挙区に於ける、落選した候補者の得票数が、当選人の得票数に対してどれだけ得票を得たか、という割合を指します。
ただし、衆議院の小選挙区選挙において総投票の10分の1に達していなかった小選挙区と比例代表重複立候補者は、比例代表選挙においても当選人になる事はできません。 この投票数のラインをを供託金没収点としています。
衆議院の比例代表制について
衆議院の比例代表選挙のブロックは全国で11あります。
その定数は人口に応じて6(四国ブロック)から28(近畿ブロック)まであります。
選挙区、定数、区域は以下の通りです。
比例東北ブロック、13、青森県、秋田県、山形県、岩手県、宮城県、福島県
比例北関東ブロック、19、茨城県、群馬県、栃木県、埼玉県
比例南関東ブロック、22、山梨県、千葉県、神奈川県、
比例東京ブロック、17、東京都
比例北陸信越ブロック、11、新潟県、富山県、長野県、石川県、福井県、
比例東海ブロック、21、愛知県、三重県、岐阜県、静岡県、
比例近畿ブロック、28、滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県、
比例中国ブロック、11、鳥取県、岡山県、島根県、広島県、山口県
比例四国ブロック、6、徳島県、香川県、愛媛県、高知県
比例九州ブロック、20、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
衆議院参議院選挙次回はいつ?
衆議院選挙が次回がいつになるのかですが、もし内閣総理大臣による衆議院解散がなければ、前回の選挙から4年、すなわち、2017年10月から4年後の2021年10月となります。
しかし、現実的には、政治的配慮によって、総理や与党の都合がいいときに衆議院がそれまでに解散されて、選挙となる可能性が高いでしょう。
ちなみに参議院は解散がありませんので、来年2019年に予定通り行われます。
まとめ
衆議院議員総選挙の仕組み、小選挙区比例代表並立制についてまとめました。有権者は1人2票を持っています。小選挙区では「候補者名」を、比例代表では「政党名」をそれぞれ書いて投票します。
次回の衆議院選挙は解散がなければ2021年ですが、それまでに行われる可能性が高いでしょう。同時選挙の可能性も大です。
参議院選挙は今年2019年です。
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今年2019年は、通常国会が1月28日に召集されました。
会期は6月26日までの150日間となります。
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